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「安愚楽牧場の和牛オーナーシステム」はリスク分散機能がなかった
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テレビCMが放映されていて、有名だった「和牛オーナー制度」の安愚楽牧場(栃木県)が倒産したという。

http://www.youtube.com/watch?v=_bjJqPKQTTA

201181日に発表された東京商工リサーチの情報によると、2010年の口蹄疫、2011年の福島第一原発事故により大打撃を受けて業績不振に陥り、全国3万人のオーナー、取引先への代金支払いは停止し、負債総額は20113月時点で6198705万円に上ると言う。

 

1979年に1月に栃木県那須町で始まった安愚楽牧場のビジネスモデルは、「和牛預託商法」と呼ばれている。

仕組みとしては、

◇共済方式による牧場経営

◇繁殖牛のオーナーを募集し、生まれた仔牛を買い取る「和牛オーナーシステム」を採用して資金調達

30万円(契約期間2年)投資して、利益は9000円、50万円(同3年)で利益は17000円をうたっている

◇オーナー(投資家)には、黒毛和牛600グラムのプレゼント(配当)も与えられる

◇和牛は、全国40ヵ所の直営牧場と338ヵ所の委託牧場で合計14万頭以上の黒毛和牛が飼育されている

というものだ。

 

「オーナー制度」とは、要は、

和牛を出産・飼育するための出資を募る』→『生まれた子牛を買い取る』⇒『子牛の買い取り価格から諸費用を差し引いたものがオーナーに「金利」として渡される』

ビジネスモデルである。

「金利」にすれば、年に5%から7%ほどになり、現状の日本の銀行預金に比べれば断然、高利回りになる。

 

しかし、投資対象が「和牛」しかない。

したがって、

◇牛肉価格の下落リスク

BSE、口蹄疫など病気や伝染病によるリスク

◇原発による放射能汚染、ユッケ、レバ刺しによる食中毒など社会情勢による市場縮小リスク

などリスク発生時のリスク分散機能が弱い。

 

つまり、「和牛預託商法」は、「そもそも無理があるビジネスモデル」という専門家もいる。

だから、「倒産」という世間の目に見える形になって発表されたのは、このタイミングであるが、ここ10年間の「市場縮小と価格下落」により、「経営自体が自転車操業」だった可能性がある。

もし、オーナー達に支払われていた配当金の出所が、利益から分配されたものではなく、新規オーナーからの出資金を回していたものだとすれば、ビジネスモデルとしては、「すでに破たん」していたわけで、「新規オーナー募集は、既存オーナーの配当のためにだまして新規募集している」のと変わりなく、ほとんど「マルチ商法」に近い性質である。

 

「安愚楽牧場」に関しては、おそらく「被害者の会」が結成され、経営実態の調査・開示を破産管財人に求めていくことになるだろう。

果たして、経営実態はどうだったのだろう?

安愚楽牧場の続報に注目したいと思う。

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 09:27
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