RSS | ATOM | SEARCH
“とりあえずビール”の効用
2008年6月1日でハタチになった歌手の玉置成美さんが、20歳になる直前の心境をWEBサイト『ORICON.TV』で配信中の『Pocky RANKING パラダイス』で「二十歳になったらライブの打ち上げで“とりあえずビール! の“とりビ”したいですね〜”」とビールジョッキを持って乾杯したい!と語っていたと言う。

ご存知の方も多いと思うが、玉置さんは、中学3年生になる2003年4月に『Believe』で歌手デビューし、この曲が『機動戦士ガンダムSEED』の第3クールのオープニングテーマともなったこともあり、CDは20万枚以上のセールスを記録し、その名を広く知らしめられた。
つまり、玉置さんは、若い頃から大人に混じって仕事をしていたわけだ。

私の知人、友人の中に、幼少期から成人する直前まで「芸能事務所」に所属していた人が何人かいるが、若くして「大人の人たちの中で仕事をした」人は、「大人がやることを早くやってみたい」と思うそうだ。
たとえば、スタッフ(大人)と食事に行っても、大人だけでワリカンしていると「私もお金を出したい」という心境になったという。なんだか「自分だけが仲間はずれされている気持ち」になり「信頼できる仲間と本当の意味でひとつになり、仕事の喜びを分かち合いたい」という心境になるらしい。
玉置さんの場合はそのひとつが、「とりあえずビール」なのだろう。

それにしても、「とりあえずビール」というシーンはだんだんなくなってきた。
少し前に、母校の部活の新入生歓迎会に出席したが、イマドキの学生の飲み会では「とりあえずビール」がダメだ。
昔もイケナイことではあったが、先輩がヤバイ限界を加減して新入生(未成年)にビールをガンガン「(手荒い)歓迎」の意味も籠めて飲ませていた。
しかし、今ではそんなことをしたら、クラブ責任者も顧問教員も責任を問われることになる。

だから、歓迎会の2次会に全員で30人以上いたのに、ビール以外に、カルピスやらコーラやら、メロンソーダといった「とても乾杯向きでない飲み物」がどんどん新入生を中心に注文された。すると成人している在学生もウイスキーのロック、焼酎のお湯割り、日本酒の熱燗・冷酒など「飲みたいもの」を主張し始めた。
つまり、どうなったか・・・?
乾杯を始めるための全員のグラスが揃うまでに、15分ぐらいかかったのだ。
飲み物は揃わないのに、コースメニューの大皿料理はどんどん運ばれてくるし、幹事の学生はおろおろするしで、なんだかどっちらけの宴会スタートとなった(苦笑)。

合コンするときも、「とりあえずビール」でスタートはなかなかできない。
強引に「とりビ」をすると女性陣に「自分の好みを聞くなど気を使ってくれない」と心象を悪くしてしまう。
「とりビ」が成立するのは中年以上が参加者である飲み会ぐらいだろう。

そういう私も、3人以下の飲み会の時は、わがままを言って最初から「ウーロンハイ」など
チューハイ系が多くなった。
大ジョッキでビールを飲んだらもうお腹がいっぱいになってしまうからだ。
私は、もともと大酒飲みではないが、30代前半までは、よく大ジョッキでビールを5杯も6杯も飲めたものだと思う。

ともかく『とりあえずビール』は「お疲れさん!」や「さぁ、宴会がはじまるよん♪」の合図である。
だから、その場がもたもたしていたら、全くその後の盛り上がりに欠ける。
飲めなくても、格好だけでも乾杯してから、自らの好みを徐々に主張した飲み物を頼めばいいのだ。

最近「学生に社会人になったら心掛けておく事を何か話してください」という趣旨の講演会依頼を受ける事が多い。
「とりあえずビールの意味や効用」を「KY(空気読めない)」「仲間との一体感」と絡めて話をしてみようかな、と思うのである。

【よかったらクリックお願いします♪】
ブログランキング・にほんブログ村へ
ブログランキングranQ
企業家ブログhttp://www.kigyoukablog.jp/ranki.cgi?id=35
author:有賀正彦, category:一般コラム, 11:35
comments(0), trackbacks(0), - -
Comment









Trackback
url: トラックバック機能は終了しました。