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マネジメントとリーダーシップ

JUGEMテーマ:ビジネス

 

ある大学の先生が自身のブログで、「マネジメントとリーダーシップの違い」について述べていました。

その先生曰く、

 

《マネジメント》

「マネジメントでは、会社の上司部下の関係を思えば分かるとおり、命令が出たら下は従わざるを得ない。

もし命令に従わなかったら、懲戒とか減俸とか、あるいはクビを覚悟しなければならない。

つまり、マネージャーは部下に対して強制力がある」(以上、引用)

 

《リーダーシップ》

「リーダーシップの特徴は、フォローする側が主体的に従う点である。

チーム員がキャプテンに従うのは、従わないと後が怖いからというより、そうした方が良いと自分で思うからだ。

つまり、リーダーが発揮するのは影響力なのである・・・(以下略)」(以上、引用)

 

だそうです。

 

また、「マネジメントとリーダーシップには、もう一つ重要な相違点がある」そうで、マネジメントは「システム化」できるが、リーダーシップは「基本的に個人に属するもの」(属人的)だという。

つまり、リーダーシップは、システム化することが困難でかつそぐわないということだろう。

 

逆に、マネジメントとリーダーシップの共通点は、「人を動かすこと」である。

別の表現だと、「人に動いてもらって目的を達すること」といえるでしょう。

私のイメージでは、マネジメントは、管理職に必須な力量ですが、リーダーシップは、経営者や管理職だけでなく、部下がいない地位の人でも、組織に属する全ての人が持つべき思考と行動習慣でしょう。

要は、

・自主性

・変化への意思

・人を動かす能力

は、社会を生きていく上で誰にでも必要なスキルといえるでしょう。

 

リーダーシップとは、講習会や日常の教育で身に付くものなのだろうか。

クライアント先の人にこうした質問をされると今の私には的確な解はない。

感覚的には、知識教育だけでは、身に付かず、幼少期から自主性や他人を動かし、現状打破思考を身に付けさせなければいないと思うが、具体的にはどうするべきか。

これからのコンサルティングテーマのひとつにしていきたいと思う。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ627号より)

 

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“できるビジネスマンのマネジメント本”(玄武書房)

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 07:39
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“できるビジネスマンのマネジメント本”の「まえがき」公開!

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2019年10月25日に発売した“できるビジネスマンのマネジメント本”(玄武書房)

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「できるビジネスマンのマネジメント本」の「まえがき」を公開させていただきます。

 

(以下、まえがき、より)

あなたが、「とびきりの美人、あるいは美男子と、高級レストランで食事をする機会ができた」とします。恋愛感情があるなしに関わらず、美味しい食事をしながら、楽しい会話をすることを想像して、食事に行く前から、わくわくした気分になるでしょう。

しかし、いざ食事が始まってみると、相手の箸の使い方が悪い、くちゃくちゃと音をたてながら食べる、スープをずるずると啜る、ドリンクを飲む前にナプキンで口を拭かないままグラスに口をつけてべっとりと痕が付く・・・といった行為を相手がしていたら、おそらく、食事に行く前のわくわく感は

あとかたもなく消え去り、百年の恋も冷めてしまうでしょう。もしかしたら、いち早く「この食事の席を終わりにして帰りたい」と思うかもしれません。

 

私の友人にマナー講師をしている人がいるのですが、「テーブルマナーは、若いうちから身につけないと大人になってから正しいマナーを知ってもなかなか矯正できない」のだそうです。

 

確かに、テレビの料理番組を見ていると、料理の知識が豊富で、腕前もあるタレントはたくさんいますが、意外と箸の持ち方はめちゃくちゃな人が多いことに気づきます。

おそらく、本人は「正しくない箸の持ち方」に気づいているのでしょうけれど、子供の頃に身についてしまったものは、大人になって直せなかったのだと思います。

 

テーブルマナーの例をあげましたが、私たちは、大人になると、社会人としてさまざまなことを考え、判断をするシーンが増えます。

ビジネスマンは当然ですが、仮に外に働きに出ない専業主婦(主夫)であったとしても、家族会議や町内会の集まり、PTA、趣味のサークルなどを通じて、打合せをしたり、それらの集まりの中で発生した諸問題について議論をすることはあるでしょう。その時に、先に挙げたテーブルマナーのように、「ものごとの見方・考え方の基本」が身についていなかったとしたら、どうなるでしょう。

おそらく、堂々巡りのムダな議論が続き、次元の違う議論が延々と繰り広げられるでしょう。挙句の果ては、声の大きい人、組織内で影響力のある人の意見がごり押しされて、結果的に間違った決定をしてしまいます。

知識や情報、経験は年齢とともに増えていきますが、テーブルマナーと同じように「ものごとの正しい見方・考え方」、つまり「ビジネススキル」を若いうちに身につけなければ、大人になってからは、なかなか矯正できません。

 

私は、「ビジネススキル」を身につけるには、「マネジメントの原則」を身につけることが身近な方法として最適と考えます。しかし、マネジメントの原則について「経営学」や「ドラッカーマネジメント」を勉強しなさい、といわれると堅苦しく感じると思います。

そこで本書では、身近な日常の出来事やニュースで話題になった例を取り上げて、「ビジネススキル」を理解していくことにします。興味のある項目から読み進め、自分のことに置き換えて、反芻して考えることで、自然と「正しいものの見方・考え方」が身につくでしょう。

正しいものの見方・考え方が身につけば、少し大げさに言えば、生きる意味や仕事に対するモチベーションも変わるはずです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ670号より)

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 15:01
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廃棄物処理法は「排出事業者責任」が基本

JUGEMテーマ:ビジネス

 

廃棄物管理において、近年、企業が注意を払わないといけないのは、「不正転売や横流し」のリスクです。

よく耳にするこの種のリスク事例としては、

・産廃処分業者に委託した社名入りの段ボール箱が、山林に大量に廃棄されていた

・産廃処分業者に依頼して廃棄したはずの製品が、インターネットで販売されていた

・社名入りの包装紙が転用されていた

といったものです。

 

製造メーカーにおいては、自社の工場から発生する廃棄物だけではなく、生産委託先工場や販売代理店、物流倉庫から発生する廃棄物にも注意を払う必要が出てきたわけです。

自社が委託している産業廃棄物の収集運搬業者の選定、定期的な最終処分場の確認はもちろんのこと、委託先工場、倉庫、販売委託先で発生する廃棄物の処理方法についても、廃棄物処理手順を指示するか、あるいは、自社と同等の管理がされているか、確認が必要でしょう。

 

話題は、少し変わりますが、平成3041日施行で「マニフェストの虚偽記載等に関する罰則が強化」されています。

具体的には、

6か月以下の懲役、もしくは50万円以下の罰金(従来)

1年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金(平成3041日以降)

です。

 

ご存知のように、廃棄物処理法の罰則は「両罰規定」といって、違反者本人と法人に対して罰則が科されます。

また収集運搬・処分業者については、「処理基準に適合しない収集運搬、処分、保管」について、行政指導や行政命令が命じられることがあります。

改善命令に従わない場合は、「3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金またはその併科」となります。

 

企業(排出事業者)が注意しないといけないのは、廃棄物処理法が「排出事業者責任」の考え方が基本なので、「産業廃棄物の処理委託先が不適正処理」を行った場合、状況によっては、排出事業者も責任を問われ、環境汚染等の除去に必要な措置を命じられることがあるのです。

廃油、廃液など化学物質を排出する企業だけでなく、単なる紙ごみやプラごみでも大量に不法投棄されていて、その除去作業について排出事業者が必要な措置を負うことが決定された場合は、相当の金銭的な支出にもなりますし、組織の信頼性低下にもつながるので、「たかが廃棄物」と甘く考えないようにすることが重要ですね。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ665号より)

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 08:03
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J-オイルミルズ静岡工場における農薬紛失事故

JUGEMテーマ:ビジネス

 

20191017日付の時事通信社の報道で、

Jオイル、毒物指定の農薬紛失=静岡事業所が台風19号被害」

という見出し記事が報じられていました。

 

記事によると、

(以下、記事より概要をピックアップ)

・味の素グループのJ−オイルミルズは、特定毒物に指定されている農薬を紛失した

・農薬を紛失したのは静岡市にある静岡事業所で、薬物保管庫が台風19号の高潮被害に遭った

・この農薬は、病害虫駆除に用いる農薬(製品名フミトキシン)

・紛失した量は、1キログラム入りのアルミボトル3

・フミトキシンは毒物及び劇物取締法で特定毒物に指定されている

J−オイルミルズによると、台風通過後、14日に保管庫の扉が壊れているのを確認

・フミトキシンのボトル3本が所在不明となり、静岡県警に届けたことを1017発表

・ボトルは未開封で特殊な用具がないと開けられない

・フミトキシンは錠剤で、水分と反応して発生するガスを大量に吸い込むと生命の危険がある

J−オイルミルズは、見つけた場合は触らず同社や県警に連絡するよう呼び掛けている

(記事の概要、ここまで)

 

J-オイルミルズのウェブサイトを確認してみました。

すると、

「当社静岡事業所における台風19号による農薬遺失に関するお詫びとお知らせ」

と題した文章が掲載されていました。

https://www.j-oil.com/notices_20191017.pdf

 

この文章によると、J-オイルミルズ静岡工場において、フミトキシンは、サイロ内での穀物の燻蒸の際に病害虫の発生を防ぐ防虫剤として使用されているそうです。

私は仕事柄、食品工場を訪問することがありますが、フミトキシンは、燻蒸(くんじょう:害虫駆除や防カビ・殺菌の目的でいぶすこと)で使用する薬品の名前としてよく耳にします。

 

また、J-オイルミルズの説明によると、「フミトキシン遺失の経緯」について、

・サイロ脇の保管庫で施錠の上収納していた

・台風19号接近に伴い、保管庫の補強と、土嚢を配して対策をした

・台風通過後の14日に確認したところ、高潮により土嚢とともに扉が流出

・保管していた6 本のうち4本が不明となった(後日、敷地内で1本を発見)

・警察、消防、保健所、海上保安庁、植物検疫局、市環境局に報告し、現場検証と指導をされた

・購入先にも協力してもらい取扱い等についての協議をし、現在も継続して探索している

とのことです。

 

ちなみに、J-オイルミルズ静岡工場は、1999年に品質マネジメントシステムと環境マネジメントシステムの国際規格であるISO9001ISO14001の認証を取得しています。

また、2009年に食品安全マネジメントシステムも取得しています。

これらの規格を活用して工場を運営すれば、

・緊急事態の想定と手順の訓練及び有効性確認

・農薬管理の有効性の確認

を定期的に、構内パトロール、提案活動、内部監査、マネジメントレビューなどを通じて実施しているはずです。

 

例えば、

・農薬の保管庫のロケーションは妥当だったのか

・保管庫の扉や鍵の強度は適切だったのか

・ボトル6本なら、室内の金庫などに一時避難できなかったのか

といった検討は、品質、環境、食品安全マネジメントシステムを通じて、これまで議論や意見提言があったのか、なかったのかの検証もして欲しいところです。

 

J-オイルミルズの場合は、大企業でコンプライアンス意識が高く、こうした各種のマネジメントシステムが確立しているので、関係機関に農薬紛失が適切に報告されています。

けれども、今回の台風19号の影響で各地の河川が氾濫し、町工場が浸水して、例えば、メッキ工場が被害にあったニュースなどが数多く報道されています。

こうした工場では、もっと有毒な薬品や化学物質が使用されている可能性があり、かつ、表に出てこない紛失(組織が薬品等の在庫管理がずさんであれば無くなったことも把握できていないはず)もあるのではないかと思います。

逆説的に言えば、「J-オイルミルズは、マネジメントシステムを導入していたから、紛失も的確に把握できた」ということも可能だと思います。

 

マネジメントシステム認証の世界では、

・静岡工場を担当した認証機関による聞き取り調査(場合によっては臨時審査)

J-オイルミルズの他の工場(千葉、横浜、浅羽、神戸、若松、倉敷)への水平展開

・静岡工場の審査を担当した認証機関による他の組織に対する審査における農薬管理の妥当性

・静岡工場の審査を担当した認証機関以外の認証機関の審査において、他社事例の水平展開的検証

といったことが実施されるでしょう。

各認証機関の対応に注視したいと思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ668号より)

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 07:41
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国や地域を代表する団体や組織経営陣を取り換える制度が必要だ

JUGEMテーマ:ビジネス

 

2019103日付の共同通信が、

「関電監査役、総会前に問題把握 幹部の金品受領、公表見送り」

という見出し記事を報道していました。

 

記事によれば、

・関西電力の監査役が金品受領問題を20196月の株主総会を前に把握していた

・金品受領問題について、経営陣の対応に疑問を投げ掛けていた

・監査役は経営陣を監視する機能を担うが、関電の隠蔽体質を崩せなかった

・関電は、問題の公表を見送り、監査役の役割は機能不全に陥っていた

・経営陣が不都合な事実を隠してきたことを監督官庁の経済産業省は問題視している

・筆頭株主の大阪市の松井一郎市長も「新しい体制をつくるべきだ」と述べている

・経営トップの辞任要求が強まっている

という状況のようです。

 

関西電力に限らず、監査役の機能不全は、よくあることなのかもしれません。

本来であれば、監査役は社外取締役と同じように原則、社外から選任するべきですが、多くの組織では、内部昇格のような形で監査役に就いているケースが多いように思います。

また、月並みですが、不適切な事態が起きた時は、外部に公表する義務も法律で課すべきなのかもしれません。

 

しかし、「社会に対して不適切事象は公表する」、「監査役としての役割を俺は全うする」という仕事に対する正義感、責任感より、「監査役としての報酬は会社からもらっている」、「公表することで会社の利益が棄損される」と考え、こうした考えが正義感を上回るケースが殆どでしょう。

民間企業に対して、そこまで法律で縛ることは難しいのかもしれませんが、少なくとも上場企業の監査役は、社外かつ、組織外の機関が指名した人物が就く仕組みにして、問題を知っていたのに公表しなかった場合は監査役に罰則を科すといった法整備が必要なのかもしれません。

 

話題は少しそれますが、日本テコンドー協会の騒動もそうですが、国や地域を代表する団体や関電のような実質的には地域における唯一の公共企業は、経営陣が社会的に見て「おかしい」という状態になったら、外部から人事を見直せる制度を作らないとダメだと思います。

一般的な民間企業であれば、経営陣が「おかしい」状態になれば、業績が落ち、優秀な人材が抜け自然淘汰されるかもしれません。

しかし、分かりやすい事例だとスポーツ団体のような公益財団法人や関電のような実質唯一無二の会社は、「おかしくなったからお取りつぶし」というわけにはいきません。

けれども、たいていは、おかしくなった場合、内部からの改革、つまり自浄作用はまず、働きません。

いい意味での「外圧」の仕組みを整備しなければ、国や地域を代表する組織として、いい体制の時は問題ないですが、ダメになると戻すことができないと思います。

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 06:15
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元助役が受注企業の顧問なのに関電子会社はなぜ発注できたのだろうか?

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関西電力の社長ら20人に、福井県高浜町の元助役(故森山栄治氏)が、合計約3億2千万円分の金品を渡していた問題の状況が次第に明らかになってきました。

 

これまでの各メディアの報道によると、

・森山氏は、関西電力の100%子会社の関電プラントの顧問を務めていた

・森山氏や、関電や関電プラントが発注したゼネコン、メンテナンス、警備の3社のそれぞれ顧問、相談役、取締役を務めていた

・森山氏が顧問、相談役(ゼネコン、メンテナンス)務めた2社が、少なくとも過去3年間に計110億円超の原発関連工事を関電側から受注していた

・ゼネコン(吉田開発)とメンテナンス会社の2社は、金沢国税局の税務調査で森山氏へ裏金約3億円を渡していたことが発覚している

という。

 

報道は、森山氏が関電役員に渡した金品の額や金品の内容(商品券や金(ゴールド))に注目し、高額な贈り物の授受を禁止した社内規定違反であること、「返すわけにもいかず、一時的に保管していた」というみっともない関電役員の言い訳を糾弾しています。

関電は民間企業とはいえ、電力会社という公共性が強い事業を担っているので、実態としては、このニュースは「贈収賄事件」といってもいいレベルです。

したがって、森山氏が渡した金品を受け取っていたことは大問題で、組織としての再発防止策が必要なことはもちろん、監督官庁の経済産業省は、行政処分相当の措置を取るべきだし、電力利用者は、もっと怒りをぶつけていいと思います。

 

しかしながら、金品を渡した側の森山氏が亡くなっているので、森山氏側へのマスメディアの追及は、現時点では、限定的ですが、客観的に考えて、原発がある高浜町の元助役(副市長)が、関電の子会社と受注側企業の顧問や相談役、取締役に就任できること自体が問題です。

 

職業選択の自由ですから、高浜町の助役を退任後に、関電プラントの顧問、あるいは、地元ゼネコンの吉田開発の顧問に就任するのは、即問題があるとは言えません。

ただし、原発関連工事の発注側と受注側の顧問になぜ、就任できたのでしょう。

また、金品を授受した関電の役員と森山氏が顧問であった関電プラントは、そうした立場に森山氏が就いていることを知っていたのでしょうか?

 

コンプライアンス的に考えれば、限りなく公共事業を担っている関電の子会社である関電プラントの顧問に就いている人と利害関係がある組織に業務を発注すること自体がおかしいです。

関電プラントが、森山氏が顧問などに就任している企業に発注できてしまったことがコンプライアンス的に問題であり、関電側は、まず、この仕組みにメスを入れる必要があるでしょう。

今後の動向に、まだまだ注目です。

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 12:57
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上達論では「弘法筆を選ぶ」は当然

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2018621日付のMBSニュースが、

「大阪の大学に所蔵されている史料が、弘法大師の直筆を写し取ったものである可能性が高いことがわかりました。そこには、本当に「筆の誤り」があるそうです」

という報道をしていました。

 

記事によると(記事を引用抜粋)

◆平安時代初期に、高野山を開いた弘法大師空海は、真言宗の祖として知られている

◆弘法大師は、、傑出した書家でもあった

◆素養の高さを示す新たな史料が今年、大阪で確認された

◆四天王寺大学に所蔵されていた「拓本」は、筆跡などから、弘法大師の直筆を版木で写し取ったものである可能性が高い

◆(嵯峨天皇に宛てた書簡に)天皇に関係する言葉の前で文字を空ける「闕字」という用法を忘れていた

「奉」という字をあわてて書き加えていた

七言詩なのに、8文字になっている句がひとつあった

と言ったことを報じていました。

 

専門家によると、

・(弘法大師は)即興で、下書きなしで書いている

・拓本では、一気に書き上げたとは思えない高度な技法を随所に見ることができる

・竜の爪のように先を尖らせる書き方、「龍爪」

・天皇に関係する言葉の上に文字が来ないようにあえて改行する「平出」

・同じ文字でも楷書体、行書体、草書体を使い分けている

そうです。

 

嵯峨天皇は、「書」に関心が高かったそうなので、弘法大師は、「通(ツウ)好み」の技法をきっと随所に織り込んだのでしょう。

弘法大師に限らず、文書を「直筆」で書いていた時代の人は、月並みですが、すごいと思います。

 

今は、「電子媒体で文書を書く」時代ですから、書き直しはし放題です。

依頼原稿を書く場合も、頭に浮かんだことを、とりあえず、パソコンでキーワードを書き出しておいて、後で構成考えながら、前後を入れ替えたり、文字を付け加えたりできます。

 

私が大学で卒業論文を書いた当時は、文書作成ソフトは「一太郎」全盛の時代でしたが、私より、56年先輩の卒論は、殆どが手書きで作成されており、もちろん、間違った箇所は、修正液などで処理はしていたと思いますが、それにしても、「清書」する時は大変だったんだろうな、と思います。

(絵画の世界に残っていますが、一般文書の世界では、「下書き」「清書」といった言葉も死語に近いですね)

 

弘法大師といえば、「弘法も筆の誤り」以外に、「弘法筆を選ばず」ということわざもあります。

これは、(ことわざ辞典より)

「能書家の弘法大師は、どんな筆であっても立派に書くことから、その道の名人や達人と呼ばれるような人は、道具や材料のことをとやかく言わず、見事に使いこなすということ」

「下手な者が道具や材料のせいにするのを戒めた言葉」

という意味になるそうです。

 

確かに「技術論」で考えれば、いくら、高価なバットやクラブを使ったとしても、「技術が創られ、自由自在に使える段階」に到達していなければ、結果はでません。

私自身も、幼少のころに「弘法筆を選ばず」という言葉を親か学校の先生に教え込まれていたので、その後、習い事で通った「絵画」「ピアノ」「書道」「剣道」や当時の小学生スポーツの定番である「野球やソフトボール」をする際にも「いい道具は上手くなってから買ってもらおう」と信じ込んでいました。

 

ただ、大学、社会人とスポーツをするうちに「弘法筆を選ばずって必ずそうといえるの??」と徐々に疑問がわいてきました。

要は「道具(形)から入る」というやつです。

「形から入る」は、

・外見や格好

・活動

に主眼を置いた、「オレ、やってますよ」というファッション的なことを指すときに使われます。「活動」だけの人は置いておくとして、「どうせやるなら、しっかりしたメーカーの道具を買って始める」という発想でスポーツを始めたばかりの人の成長速度が早いことに気づいたのです。

 

アーチェリーやスキーといった「道具」を使うスポーツの場合、道具自体の形状や素材がどんどん進化しており、一昔前の道具を使っていると、結果が全然でないわけです。

私の場合、「道具を使うスポーツに言えることであって、陸上など肉体中心のスポーツでは関係ない」と考え、ランニングを始めた時も、最初は、「わざわざランニングシューズを買うまでもない」と勝手に考え、「デッキシューズ」のような普段履きのシューズで走っていました。

すると、すぐに血豆や爪が死ぬなど「足のトラブル」に悩まされるようになりました。

知人に紹介されたランニングシューズの専門店に行って、足のトラブルに関する悩みを相談すると

「ありがさん、考えが間違っている。確かに走れるからだができていないのに、シューズで速くなることはないけど、ちゃんとした練習を積むためにも、からだに合った専用のシューズを履くことは大事なんですよ。弘法は筆を選ぶんです」

とズバリ言われてしまいました。

 

技術の低さを道具のせいにするのは、ダメですが、「技術レベルとからだに合わせた道具を使う」というのは、上達論としては、当たり前のことですね。

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会社がひとつ上のステージに上がるために経営者が覚悟すべきこと

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経営コンサルタントを仕事としていると、「なんでもこちらがやってくれる」と勘違いされていることがよくあります。

もちろん、「経営コンサルティング」と呼ばれる範囲は広いので、「役所に提出する申請書類」のような「行政手続き」であれば、「代行業務」がありますから、「専門コンサルタントにほぼおまかせ〜」ということもあります。

 

しかし、通常の企業からの経営課題は、「企業自身が最終的には身に着けて解決しなければいけないこと」が多いです。

要は、経営コンサルタントは「家庭教師」のようなものであり、「コンサルタントが生徒に変わってドリルを解く」ことはなく、「ドリルが正確に解けるよう教育したりアドバイスすること」が仕事ですから「すべておまかせ」されることは、そもそもおかしいわけです。

 

普通に考えれば、「あたりまえのこと」なのですが、人から紹介されて、クライアント候補の企業経営者や担当者と打ち合わせをしていると、「なんだかすべてお任せされている??」とあれれ???と感じることがあります。

 

若いころは、「せっかく、○○さんから紹介された話だし、ビジネスとしてお金にはなるし、指導に入っているうちに考え方も変えてくれるだろう」と「極めて希望的観測」で仕事を受けたことも多々ありました。

(※今なら、少し話してみて著しく勘違いされている経営者からのお話は、さりげなくスルーします。こちらが頑張って解説したところで状況は変わりませんので)

しかし、このようなケースでは、まず、クライアントとうまくいきません。

仮に、結果だけは一時的に出しても、効果が継続することはないです。

 

また、「経営コンサルタントは、私たちにこうするべきですよ、とアドバイスするのが役目で、その方法を最終的に選択するのは自分たちで、そのためには、自分たちの組織にあった仕組み構築して運用し、関係者に理解させて、教育して定着させることが大事だ」と理解していても、うまくいかないケースがあります。

 

それは「現状理解と分析→マネジメントシステムの構築→仕組みの理解と運用→継続的な改善と定着」というような過程を経ていくわけですが、その過程で生じる「マンパワー(労力)」に対する計画を確保していないからです。

 

簡単に言えば、定員ギリギリで休みなくフル稼働している企業に対して、コンサルティングをするとなると、「現状分析」や「仕組みの構築」「仕組みを理解させるための教育」・・・といったことは「企業のスタッフ自身がコンサルタントの指導の下、実施すること」なので、「時間が必要」です。

「普段の仕事もしっかりやって、コンサルタントのアドバイスも受けて指示に従って頑張れ」は、どう考えても無理です。

「ボーナスや査定にも影響する営業目標が課せられているスタッフにコンサルタントの指示にも従って作業をしてください」といったところで、日常業務の優先順位が高くなるのは、自明です。

 

「現状のままではだめだ、組織を変えなければ」と真剣に経営者が考えるのであれば、「次のステップ(ステージ)に行く(上がる)ための経営資源」を確保する覚悟と決意を経営者はしてほしいものだと思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ548号より)

 

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水銀使用製品廃棄物

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環境マネジメントシステムを導入している、していないに関わらず、2017101日以降、組織における「水銀廃棄物」に関する規制が強化されました。

私の経験では、環境ISOやエコアクション21といった「環境マネジメントシステム規格」を導入している組織の多くは問題ありません。

しかし、業務改善指導などで企業訪問すると、意外と廃水銀使用製品が無造作に扱われていたりするのを目の当たりにします。

 

詳細説明は省きますが、どこの会社にもあるであろう「廃水銀使用製品」の代表格は「蛍光灯」です。

廃蛍光灯の処理は、「うちは、定期的に蛍光灯を一斉に交換するので、業者に入れ替え作業をお願いし、その際に、取り換えた古い蛍光灯は一緒に引き取ってもらっちゃいます」という組織も現実的にはあるでしょう。

 

一般的な廃棄方法としては、「古い蛍光灯を廃棄物置き場に溜めておき、ある一定量に達したら収集運搬の許可業者に委託しています」というのが従来の方法論でした。

それが、2017101日以降、一部、例外事項もありますが、一般的には、以下のような対応が必要になっています。

 

・業の許可証

→取り扱う廃棄物の種類に「水銀使用製品産業廃棄物」が含まれていること

 

・委託契約書

→委託する廃棄物の種類に「水銀使用製品産業廃棄物」が含まれること

 

・マニフェスト

→産業廃棄物の種類欄に「水銀使用製品産業廃棄物」が含まれること及び数量の明記

 

・産業廃棄物保管場所の掲示板

→産業廃棄物の種類欄に「水銀使用製品産業廃棄物」は含まれることの表示

 

 

今までの多くの企業の管理で、実際には多くの場合問題ないと思いますが、改正された廃掃法施行令では、保管置き場について

「他の物と混合するおそれのないように仕切りを設ける等の措置をすること」

が義務化されたので、従来の保管方法が問題ないか、チェックしておく必要があるのです。

 

業の許可証と委託契約書については、2017930日時点で、許可を受けている業者と実際に委託契約を結んで収集運搬、処分している場合は、そのままでもいいのですが、少なくともマニフェストと保管場所の掲示板の表示は、結果として対応ができていないケースが多いです。

 

大企業であれば、自社に該当する法規制を洗い出して対応を図る専門部署があると思いますが、中小企業の場合は、環境マネジメントシステム規格を導入していないところでは、目の前の日常業務に忙殺されて、対応する必要があることすら認識していないケースも多々あるので、注意が必要ですね。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ656号より)

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 07:23
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“いち早くゲームチェンジャーとなって覇権をにぎる”戦略が日本には急務

JUGEMテーマ:ビジネス

 

日本人は、

「欧米人は単刀直入の本音トークをするけど、日本人は、婉曲的に相手に悟ってもらう話方をする」

と思っています。

 

しかし、私の専門であるマネジメントシステム規格の認証制度の世界はもちろん、最近よく目にする環境問題のひとつである世界的な脱プラスチック化の流れなどを見ていると、「欧米人も本音を隠す民族だよな」と思います。

 

温室効果ガス削減にしろ、脱原発にしろ、脱プラスチックにしろ、一応、「地球環境の維持」を目的にしています。

確かに、その通りではありますが、隠れた本音は、

「いち早くゲームチェンジャーとなって覇権をにぎること」

でしょう。

ただ、それでは「露骨」なので、「環境負荷削減」、「地球環境維持」、「人間の健康」などを持ち出して、新しいルールを作ろうとしているわけです。

 

例えば、今話題の「脱プラスチック」の取組みとして、日本政府は、レジ袋の有料化を法制化しようと急いでいます。

実際、国連によれば20187月時点で、127カ国でプラスチック製レジ袋の使用に何らかの法規制があり、83ヶ国が無料配布を禁じているそうです。

 

しかし、実際のところ、日本の場合、(2016年の環境省の調査による)

・レジ袋は国内で年間に出るプラごみの2%程度

・海岸の漂着ごみのうち、ポリ袋は容積比で0.3%

・プラ製のストローやフォークは0.5

とわずかだそうです。

海岸漂着ゴミで比率が高いのは、

・漁網やロープ:26.2

・発泡スチロールブイ:14.9

・飲料用ボトル:12.7

だそうです。

 

また、国内のプラスチックに関しては、数字の上では86%がリサイクルといわれていますが、殆どがサーマルリサイクルという名の「焼却処分」で、国際的な「リサイクル」比率にすると、30%未満だそうです。

 

つまり、「日本も国を挙げて頑張っています」感を出すために、レジ袋有料化などの対策を推進しているのでしょう。

ひとたび、国際的な流れが大きくなれば、対策をサボっていると、どんどん世界からおいて行かれ、完全に「ゲームチェンジ」した時に乗り遅れます。

 

個人的にヤバいのでは、と思っているのが自家用車です。

日本は電気自動車対応については、世界的には完全に遅れています。

国内的には、ハイブリット車が好調ですが、そのうち、完全にゲームチェンジした時は「国内メーカーの自動車は世界から締め出し」されてしまうでしょう。

 

「勝手に流れを作り、徐々にルールを作って行き、先行逃げ切りはズルい」

と思いますが、これがグローバル化した現在の世界の流れです。

「仕組みを作ったもん勝ち」ですから、日本も世界がルールを作り始めた時に後手後手に対応するのではなく、先陣を切って仕掛ける戦略が必要だよな、と思います。

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 12:28
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