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ISO14001:サービス業の環境側面(フィットネスクラブ編)

JUGEMテーマ:ビジネス

 

個人的には、環境マネジメントシステム(ISO14001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

大昔は、サービス業における環境側面は、いわゆる事務所で生じる「紙ゴミ電気」系ばかり。

最近では、「環境側面」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。今回は、「フィットネスクラブ」について、環境側面(できるだけ業種固有のもの)や法規制の事例を挙げてみたいと思います。

 

《フィットネスクラブにおける環境側面の事例》

・エネルギー消費(エアコン、トレーニングマシン、照明など)

・水の消費(シャワー、プール、清掃など)

・化学物質の使用(清掃剤、プールの塩素など)

・廃棄物の生成(飲料の容器、清掃用品、オフィス用品など)

・騒音(音楽、トレーニング機器など)

・建築やリフォーム時の資源消費

・運輸(スタッフの通勤、商品の運搬など)

・電子機器の使用と廃棄(エントリーシステム、トレーニングマシンの電子部品など)

・空調システムの冷媒使用

・会員や従業員からのゴミ生成

・タオルやウェアの洗濯による水とエネルギーの消費

・壁や床の材料からの揮発性有機化合物(VOC)の放出

・スナックやドリンク販売による包装廃棄物

・トレーニングスペースのエアクオリティ

・駐車場の照明や排水

 

《有益な環境側面の事例》

1)再生可能エネルギーの利用:

ソーラーパネルや風力発電などを用いてエネルギー消費を削減。

 

2)エネルギー効率の良い機器:

最新の省エネルギー機器の使用によりエネルギー消費を削減。

 

3)再利用可能なタオルやウェア:

タオルやウェアを再利用することで廃棄物を減少させる。

 

4)エコフレンドリーな清掃剤:

環境に優しい清掃剤を使用し、化学物質の影響を削減。

 

5)デジタルメンバーシップカード:

プラスチックカードの代わりにデジタルカードを使用し、プラスチック廃棄物を削減。

 

《フィットネスクラブに関連する法規制の事例》

◆廃棄物処理法:

廃棄物の適切な排出、分別、収集、運搬、再利用、処分に関する法規制に準拠する必要がある。

 

◆水質汚濁防止法:

プールの水質管理や清掃の際の排水の法規制。

 

◆騒音規制法:

音楽や機器の使用による騒音の法規制。

 

◆建築基準法:

フィットネスクラブの建設やリフォームに関する法規制。。

 

◆エネルギーの使用の合理化等に関する法律:

エネルギーの消費に関する法規制に準拠する必要がある。

 

《フィットネスクラブの緊急事態の事例》

◆化学物質の漏洩:

プールの塩素などの漏洩。対応として漏洩部分の修復、通風の確保、関連部門への通報。

 

◆エネルギー供給の停止:

天災などでのエネルギー供給の停止。対応として非常用電源の利用、適切な避難手順の確立。

 

◆大量のゴミ発生:

イベント等での一時的な大量ゴミ。対応として事前のゴミ分別の確立、廃棄物業者との連携。

 

◆空調システムのトラブル:

冷媒の漏洩や空調停止。対応として漏洩箇所の修復、通風の確保、関連部門への通報。

 

◆水道水の大量使用や漏洩:

シャワーの故障やプールの漏洩。対応として修復、水使用を最小限に抑える通知、関連部門への通報。

 

以上が、「フィットネスクラブ」におけるISO14001に基づく環境側面、有益な環境側面、法的及びその他の要求事項、緊急事態の想定と対応手順に関する一部の事例です。これらの事例は、具体的な対応策やプロセスを設定する際の参考として使用できます。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ867号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 09:23
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ISO9001:サービス業の設計・開発(フィットネスクラブ編)

JUGEMテーマ:ビジネス

 

個人的には、品質マネジメントシステム(ISO9001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

ISO9002が規格としてあった大昔は、サービス業においては、「設計開発のないISO9002」を選択する組織ばかりでした。

ISO9001になってからもしばらくは、「適用除外(適用不可能)」ばかり。

最近では、「サービス業における設計・開発」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。

今回は、「フィットネスクラブ」についての「製品・サービスにおける設計・開発」の事例を挙げてみたいと思います。

 

1)プログラム設計:

クラスやワークアウトプログラムの構築を行い、その効果や安全性を評価・検証します。

 

2)設備導入・改善:

最新のトレーニングマシンや器具の導入、既存設備の改善・更新を計画的に行います。

 

3)オンライン予約システム:

クライアントがクラスやトレーナーを予約できるようなシステムを開発・最適化します。

 

4)栄養相談サービス:

栄養士と連携し、会員の健康・ダイエット目的に合わせた食事指導を実施します。

 

5)バーチャルクラスの開発:

オンライン上でのエクササイズクラスを設計し、多様なニーズに応えます。

 

6)メンバーシッププランの設計:

さまざまな価格帯やサービス内容を持つ会員プランを策定します。

 

7)フィットネスアプリの開発:

メンバーがワークアウト記録や健康データをトラッキングできるアプリケーションを提供します。

 

8)キッズスペースの設計:

親がトレーニング中、子供を安全に預けられるスペースを整備します。

 

9)トレーナー教育プログラム:

トレーナーのスキルや知識を高めるための継続的な教育プログラムを開発します。

 

10)施設のアクセシビリティ向上:

障害を持つ人々も利用しやすいよう、施設のバリアフリー化を進めます。

 

11)SPAやマッサージサービス:

リラクゼーションサービスとして、マッサージやSPAを提供し、そのサービス内容を継続的に見直します。

 

12)サウナやジャグジーの設計・改善:

快適な休憩スペースとしての機能向上や安全対策を講じます。

 

13)イベント・キャンペーンの企画:

メンバー参加型のイベントや新規会員募集キャンペーンを策定・実施します。

 

14)フィードバックシステムの整備:

会員からのフィードバックを収集し、サービス改善に活かすシステムを設置します。

 

15)セキュリティ向上:

会員の安全を保障するため、セキュリティシステムやカメラの導入・改善を行います。

 

これらの製品やサービスは、メンバーの健康やフィットネス目的を実現するためのものであり、それぞれの設計や開発において、ISO9001の要求事項に基づく品質管理が必要です。特に、顧客のニーズや要望に応じたサービス提供、そしてその品質を継続的に向上させるためのPDCAサイクルの適用が求められます。

 

以上が「フィットネスクラブ」に関する「製品・サービスの設計・開発」の事例です。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ867号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 07:17
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ISO9001:サービス業の設計・開発(健康保険組合編)

JUGEMテーマ:ビジネス

 

個人的には、品質マネジメントシステム(ISO9001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

ISO9002が規格としてあった大昔は、サービス業においては、「設計開発のないISO9002」を選択する組織ばかりでした。

ISO9001になってからもしばらくは、「適用除外(適用不可能)」ばかり。

最近では、「サービス業における設計・開発」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。

今回は、「健康保険組合」についての「製品・サービスにおける設計・開発」の事例を挙げてみたいと思います。

 

健康保険組合は、メンバーや従業員の健康と福祉の保護・向上を目的としており、そのサービスや取り組みにおいてもISO9001の品質マネジメントシステムの要求事項を適用可能です。

 

1)新しい健康診断サービスの開発

顧客のニーズに合わせて、新しい健康診断の項目や方法を設計・開発します。

 

2)健康増進プログラムの設計

会員の健康を向上させるためのプログラムを企画・開発します。

 

3)オンラインサービスの提供

オンラインでの健康診断の申込みや結果の閲覧等、新しいデジタルサービスを開発します。

 

4)予防接種プログラムの改善

現行の接種プログラムを見直し、より効果的なサービスを提供するための改善策を導入します。

 

5)健康相談窓口の設置

会員の健康相談に応じるための専門窓口を新設・開発します。

 

6)健康情報提供サイトの開設

健康に関する情報やアドバイスを集約したウェブサイトの設計・開発を行います。

 

7)特定疾患対応プログラム

特定の疾患に対する情報提供やサポートプログラムを設計・導入します。

 

8)健康保険のカスタマイズ

会員のライフスタイルやニーズに合わせた保険プランの開発を行います。

 

9)リハビリテーションサービスの提供

会員の回復をサポートするためのリハビリテーションサービスを開発します。

 

10)通信療法の取り組み

遠隔地の会員や高齢者に対して、オンラインでの健康サポートを提供するサービスの開発を行います。

 

11)疾病予防セミナーの開催

会員の健康を維持・向上させるためのセミナーを設計・開催します。

 

12)健康アプリの開発

スマートフォンを使用して健康情報を収集・分析し、アドバイスを提供するアプリを開発します。

 

13)健康情報のプライバシーポリシーの改善

会員の健康情報を安全に管理するための新しいプライバシーポリシーを設計・導入します。

 

14)福利厚生の拡充

会員や従業員の福利厚生を向上させるための新しいサービスやプログラムを開発します。

 

15)健康保険組合のブランドイメージ向上

健康保険組合のブランドイメージを向上させるための広報活動やキャンペーンの設計・実施を行います。

 

これらの事例は、健康保険組合が品質管理の観点からサービスを提供・改善するための具体的な取り組みを示しています。

ISO9001のフレームワークを取り入れることで、健康保険組合は会員や利用者のニーズや期待に応える高品質なサービスを持続的に提供することができるとともに、組織の継続的な改善と成長を実現することができます。

 

以下、これらの事例のさらなる詳細を追記します。

 

◆新しい健康診断サービスの開発:

会員の年齢や性別、生活習慣に合わせて、特定の疾病リスクを診断するための新しいテスト項目や診断方法を導入。

 

◆健康増進プログラムの設計:

会員のフィードバックや最新の医学研究に基づき、効果的な健康増進プログラムを提供。

 

◆オンラインサービスの提供:

より多くの会員がサービスを利用できるよう、オンラインでの申し込みや問い合わせフォームの設計・改善。

 

◆健康情報提供サイトの開設:

会員が健康維持・増進のための情報を容易にアクセスできるよう、ウェブサイトのユーザビリティやコンテンツを最適化。

 

◆特定疾患対応プログラム:

特定の疾患に罹患した会員のための情報提供や治療方法、リハビリテーションプログラムを導入。

 

◆通信療法の取り組み:

遠隔地や高齢者が医療機関へのアクセスが難しい場合、オンラインでの健康相談や治療指導サービスを開始。

 

◆健康アプリの開発:

スマートフォンやウェアラブルデバイスと連携し、日常の健康管理やアドバイスを提供。

 

◆健康情報のプライバシーポリシーの改善:

GDPRや個人情報保護法などの法的要件に準拠し、会員の健康情報の安全な管理・取り扱い方法を確立。

 

◆福利厚生の拡充:

従業員の健康と福祉を考慮した新しい福利厚生メニューやプログラムを導入。

 

◆健康保険組合のブランドイメージ向上:

品質マネジメントシステムの取り組みや結果を通じて、組合の信頼性やブランド価値を高めるPR活動を展開。

 

これらの取り組みは、組合のサービスが常に高品質であることを保証するとともに、会員の健康と福祉の向上に資するものとなります。

 

以上が「健康保険組合」に関する「製品・サービスの設計・開発」の事例です。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ870号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 06:43
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ISO14001:サービス業の環境側面(博物館・美術館編)

JUGEMテーマ:ビジネス

 

個人的には、環境マネジメントシステム(ISO14001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

大昔は、サービス業における環境側面は、いわゆる事務所で生じる「紙ゴミ電気」系ばかり。

最近では、「環境側面」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。今回は、「博物館・美術館」について、環境側面(できるだけ業種固有のもの)や法規制の事例を挙げてみたいと思います。

 

《博物館・美術館における環境側面の事例》

・照明によるエネルギー消費

・空調によるエネルギー消費

・ガラス清掃に関連する化学製品の使用

・展示品の保存・管理に関連する化学製品の使用

・展示の設置・撤去に伴う物質の消耗・廃棄

・展示資料の印刷によるペーパーコンシューマー

・ゴミ排出(訪問者からのゴミ、事務関連のゴミ等)

・運輸による排出ガス(展示品の輸送、スタッフの通勤等)

・水道水使用(トイレ、清掃、カフェ等)

・景観・地域の自然環境に対する影響

・歴史的建築物の維持・修復に伴う環境負荷

・音響設備による騒音

・特別展の設営による一時的なエネルギー消費増加

・デジタル装置の電力消費(インタラクティブ展示等)

・保存室の湿度・温度管理によるエネルギー消費

 

《有益な環境側面の事例》

1)LED照明の使用:

電力消費を大幅に削減できる。また、発熱が少ないため、空調への負担も減らすことが可能。

 

2)再利用可能な展示素材の使用:

再利用可能な素材を使うことで、物質の消耗と廃棄物の発生を抑制する。

 

3)デジタル化:

展示資料のデジタル化により、ペーパーコンシューマーを削減できる。

 

4)省エネルギー型空調設備の使用:

省エネルギー型の空調設備を使用することで、エネルギー消費を抑える。

 

5)雨水利用システム:

雨水を回収し、トイレや清掃に使用することで、水道水の使用を削減できる。

 

《博物館・美術館に関連する法規制の事例》

◆廃棄物処理法:

廃棄物の適切な排出、分別、収集、運搬、再利用、処分に関する法規制に準拠する必要がある。

 

◆水質汚濁防止法:

水道水の使用、排水の管理に関連する法規制に遵守する必要がある。

 

◆エネルギーの使用の合理化等に関する法律:

エネルギーの消費に関する法規制に準拠する必要がある。

 

◆騒音規制法:

音響設備の使用による騒音影響を考慮し、騒音規制法に遵守する。

 

◆文化財保護法:

歴史的建築物の維持・修復について、文化財保護法に基づく法規制を遵守する。

 

《博物館・美術館の緊急事態の事例》

◆化学製品の漏洩:

保存・管理に使われる化学製品の漏洩が発生した場合、適切な清掃と廃棄物処理が必要。

 

◆展示品の破損による汚染:

展示品が破損し、汚染物質が漏洩した場合、即時に封じ込めて安全に廃棄し、再発防止策を講じる。

 

◆大規模なエネルギー消費:

大量の電力が消費された場合、対策として節電対策を立てる。

 

◆水道水の大量使用:

水道水の大量使用が必要となった場合、雨水利用システムを使用した節水対策を立てる。

 

◆建築物の老朽化による環境への影響:

歴史的建築物の老朽化により、塗料や建材の粉じんが環境へ影響を及ぼす可能性がある。対策として定期的な点検と修復を行う。

 

以上が、「博物館・美術館」におけるISO14001に基づく環境側面、有益な環境側面、法的及びその他の要求事項、緊急事態の想定と対応手順に関する一部の事例です。これらの事例は、具体的な対応策やプロセスを設定する際の参考として使用できます。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ866号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 12:39
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ISO9001:サービス業の設計・開発(博物館・美術館編)

JUGEMテーマ:ビジネス

 

個人的には、品質マネジメントシステム(ISO9001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

ISO9002が規格としてあった大昔は、サービス業においては、「設計開発のないISO9002」を選択する組織ばかりでした。

ISO9001になってからもしばらくは、「適用除外(適用不可能)」ばかり。

最近では、「サービス業における設計・開発」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。

今回は、「博物館・美術館」についての「製品・サービスにおける設計・開発」の事例を挙げてみたいと思います。

 

博物館や美術館では、展示物の選定、展示方法の設計、訪問者向けの教育プログラムの開発などが、ISO9001の「製品及びサービスの設計・開発」に該当する活動となります。

以下に具体的な例を15個挙げてみます。

 

1)常設展示の開発:

訪問者が博物館や美術館のコレクションを理解できるような常設展示を設計・開発します。

 

2)企画展示の開発:

特定のテーマやアーティストに焦点を当てた企画展示を設計・開発します。

 

3)教育プログラムの設計:

学校の教育カリキュラムに合わせた教育プログラムを設計・開発します。

 

4)ワークショップの設計:

訪問者が芸術や歴史に直接触れる機会を提供するワークショップを設計・開発します。

 

5)ガイドツアーの設計:

訪問者が展示物を深く理解するためのガイドツアーを設計・開発します。

 

6)視覚障害者や聴覚障害者向けのサービスの開発:

障害を持つ訪問者でも展示物を楽しめるようなアクセシビリティを考慮したサービスを設計・開発します。

 

7)子供向けの展示の開発:

子供が楽しみながら学べる展示を設計・開発します。

 

8)デジタル展示の開発:

デジタル技術を活用した展示を設計・開発します。

 

9)音声ガイドの開発:

展示物の解説を提供する音声ガイドを設計・開発します。

 

10)オンラインコンテンツの開発:

ウェブサイトやソーシャルメディアで提供するオンラインコンテンツを設計・開発します。

 

11)ミュージアムショップの商品開発:

展示に関連した商品を設計・開発します。

 

12)イベントの開発:

特定のテーマや時期に合わせたイベントを設計・開発します。

 

13)VR/AR体験の開発:

VR/AR技術を活用した体験型展示を設計・開発します。

 

14)展示解説パネルの設計:

展示物の理解を深めるための展示解説パネルを設計・開発します。

 

15)メンバーシッププログラムの開発:

常連訪問者向けの特典を提供するメンバーシッププログラムを設計・開発します。

 

これらの活動はすべて、ISO9001の製品及びサービスの設計・開発の要求事項に基づいています。設計・開発のプロセスは訪問者のニーズと期待を満たすことを目指し、博物館や美術館のミッションと戦略的な目標に合致しています。

 

以上が「博物館・美術館」に関する「製品・サービスの設計・開発」の事例です。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 07:29
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ISO14001:サービス業の環境側面(社会福祉法人(社会福祉事業)編)

JUGEMテーマ:ビジネス

 

個人的には、環境マネジメントシステム(ISO14001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

大昔は、サービス業における環境側面は、いわゆる事務所で生じる「紙ゴミ電気」系ばかり。

最近では、「環境側面」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。今回は、「研究機関(農業試験場)」について、環境側面(できるだけ業種固有のもの)や法規制の事例を挙げてみたいと思います。

 

《社会福祉法人(社会福祉事業)における環境側面の事例》

・電力消費

・水道水使用

・ガス使用

・ゴミ排出

・医療廃棄物の排出

・運輸による排出ガス

・照明による電力消費

・空調設備によるエネルギー消費

・食材の選択(地産地消等)

・リサイクル可能な製品や消耗品の選択

・メンテナンスによる影響(例:化学製品の使用)

・介護用具や医療機器の製造・使用・廃棄

・騒音汚染(特に住宅地に近い施設の場合)

・省エネ型設備の選択

・グリーンスペースの管理

 

《有益な環境側面の事例》

1)LED照明の利用:

電力消費を大幅に減らすことができ、環境に優しい。

2)リサイクル製品の使用:

リサイクル可能な製品や消耗品を使うことで、資源の消費を抑制し、廃棄物の発生を減らす。

3)地産地消の食材選択:

地元で生産された食材を使用することで、運輸によるCO2排出を減らすことができる。

4)緑化活動:

施設の緑化は、地域の環境美化に貢献し、二酸化炭素の吸収、温度低下、ホコリや騒音の抑制などの利点がある。

5)雨水利用システム:

雨水を回収してトイレや庭の水やりに利用することで、水道水の使用量を減らすことができる。

 

《社会福祉法人(社会福祉事業)に関連する法規制の事例》

◆廃棄物処理法:

廃棄物の適切な排出、分別、収集、運搬、再利用、処分に関する法規制に準拠する必要がある。

 

◆水質汚濁防止法:

水道水の使用、排水の管理に関連する法規制に従う必要がある。

 

◆エネルギーの使用の合理化等に関する法律:

エネルギーの消費に関する法規制に準拠する必要がある。

 

◆騒音規制法:

施設からの騒音が周辺環境に与える影響を考慮し、騒音規制法に遵守する。

 

◆地方自治体の条例:

地方自治体により設けられた環境に関する条例(例:リサイクル条例)を遵守する。

 

《研究機関(農業試験場)の緊急事態の事例》

◆化学薬品の漏洩:

薬品管理場所での漏洩が発生した場合の対策として、安全な保管方法、急速な適切な清掃、適切な廃棄物の処理等が必要。

 

◆ガス漏れ:

火災や人々の健康に影響を及ぼす可能性があるため、ガス漏れが発生した際の対策を事前に立てる。

 

◆油類の漏洩:

施設内での油類の漏洩は、地面や水道に深刻な汚染を引き起こす可能性がある。

漏洩防止と対策手段を準備する。

 

◆廃棄物の不適切な処理:

廃棄物の不適切な処理が発覚した場合、適切な廃棄方法を取り、再発防止策を講じる。

 

◆大量のエネルギー消費:

大規模な電力消費やガス消費が発生した場合の対策、例えば消費を減らすための節電・節ガス策を立てる。

 

以上が、「社会福祉法人(社会福祉事業)」におけるISO14001に基づく環境側面、有益な環境側面、法的及びその他の要求事項、緊急事態の想定と対応手順に関する一部の事例です。これらの事例は、具体的な対応策やプロセスを設定する際の参考として使用できます。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 06:10
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ISO9001:サービス業の設計・開発(社会福祉法人(社会福祉事業)編)

JUGEMテーマ:ビジネス

 

個人的には、品質マネジメントシステム(ISO9001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

ISO9002が規格としてあった大昔は、サービス業においては、「設計開発のないISO9002」を選択する組織ばかりでした。

ISO9001になってからもしばらくは、「適用除外(適用不可能)」ばかり。

最近では、「サービス業における設計・開発」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。

今回は、「社会福祉法人(社会福祉事業)」についての「製品・サービスにおける設計・開発」の事例を挙げてみたいと思います。

 

「社会福祉法人(社会福祉事業)」では、製品やサービスの開発は、高齢者、障害者、貧困者など社会の弱者に対する支援を目的として行われます。以下に「製品及びサービスの設計・開発」の具体的な例を15個挙げてみます。

 

◆高齢者向けのデイサービスの開発:

高齢者が日常生活を楽しく過ごすことができるよう、レクリエーションや食事、入浴などを提供するサービスを設計・開発します。

 

◆ホームヘルパーサービスの改善:

高齢者や障害者の自宅での生活を支援するため、ホームヘルパーによる訪問サービスをより効率的かつ質の高いものにするための改善を行います。

 

◆施設内のリハビリテーションプログラムの開発:

高齢者や障害者が自立した生活を送ることができるよう、各個人の状況に合わせたリハビリテーションプログラムを設計・開発します。

 

◆子どものためのアフタースクールプログラムの開発:

子どもが学校終了後も安全な場所で学び続けられるように、教育的なアクティビティを提供するプログラムを設計・開発します。

 

◆食事提供サービスの改善:

高齢者や障害者が必要な栄養を摂取できるよう、食事の提供方法やメニューを改善します。

 

◆障害者の職業訓練プログラムの開発:

障害者が社会参加を果たすために、職業スキルを身につけられるプログラムを設計・開発します。

 

◆災害対策プログラムの開発:

高齢者や障害者が災害時に適切な支援を受けられるよう、事前の準備と対応を含むプログラムを設計・開発します。

 

◆住宅改修サービスの改善:

高齢者や障害者が自宅で安全に生活できるように、必要な住宅改修の提供を改善します。

 

◆精神障害者のためのサポートグループの開発:

精神障害者が社会生活を送る上での支援を提供するためのサポートグループを設計・開発します。

 

◆社会的企業の育成:

障害者や社会的弱者が働ける場を提供する社会的企業を育成します。

 

◆ケアマネージメントサービスの改善:

高齢者や障害者のケアプランを効果的に管理するためのケアマネージメントサービスを改善します。

 

◆ボランティアプログラムの開発:

地域の人々が福祉活動に参加できるようなボランティアプログラムを設計・開発します。

 

◆家庭内暴力対策プログラムの開発:

家庭内暴力の被害者が適切な支援を受けられるように、支援プログラムを設計・開発します。

 

◆子育て支援プログラムの開発:

子育てに困っている親が必要な支援を受けられるように、支援プログラムを設計・開発します。

 

◆認知症患者向けのデイケアプログラムの開発:

認知症患者が日常生活を適切に過ごせるように、デイケアプログラムを設計・開発します。

 

これらの例は、「製品及びサービスの設計・開発」のプロセスがISO9001の要求事項に基づいて行われることを示しています。それぞれの例では、製品やサービスの開発は顧客のニーズと期待を満たすため、また組織の戦略的な目標と一致するように設計されています。

 

また、新製品やサービスの開発は、適切なリソースの確保、スケジュールの計画、品質管理とリスク管理の手順の設定、そして成果の評価と改善のためのメカニズムを含む、厳格なプロジェクト管理フレームワークの下で行われます。これらはすべて、ISO9001の要求事項に準拠しています。

 

以上が「社会福祉法人(社会福祉事業)」に関する「製品・サービスの設計・開発」の事例です。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 07:12
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ISO14001:サービス業の環境側面(研究機関(農業試験場)編)

JUGEMテーマ:ビジネス

 

個人的には、環境マネジメントシステム(ISO14001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

大昔は、サービス業における環境側面は、いわゆる事務所で生じる「紙ゴミ電気」系ばかり。

最近では、「環境側面」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。今回は、「研究機関(農業試験場)」について、環境側面(できるだけ業種固有のもの)や法規制の事例を挙げてみたいと思います。

 

《研究機関(農業試験場)における環境側面の事例》

・化学肥料や農薬の使用による環境への影響。

・土壌の改良、肥沃化作業の進行による環境への影響。

・畜産実験に伴う動物排泄物の処理とその環境への影響。

・実験で使用する機器のエネルギー消費。

・試験用の作物が生態系に与える影響。

・遺伝子組み換え作物の栽培が生態系に及ぼす影響。

・種子や作物の輸送によるCO2排出量。

・降雨量や気温変動による農作物生産への影響。

・研究施設の廃棄物管理。

・実験動物の飼育による環境影響。

・農薬の使用による地下水への影響。

・農作物の選択肢が生物多様性に及ぼす影響。

・実験結果の公開とその結果が生物多様性に及ぼす影響。

・土壌侵食とその管理。

・適切な資源の利用(水、土地など)

 

《有益な環境側面の事例》

1)環境に優しい農業技術の開発:

これには、化学肥料や農薬の使用を減らすための新しい技術や手法が含まれます。

2)持続可能な農業の推進:

これには、自然の生態系を保護しながら、農作物を生産するための新たな手法の研究が含まれます。

3)地元の生物多様性の保護:

地元の植物や動物の保護に関連する研究は、地域の生物多様性を保護するのに役立ちます。

4)耐病性や耐乾燥性などの特性を持つ作物の開発:

これらの特性を持つ作物を開発することで、化学肥料や農薬の使用を減らすことができます。

5)再利用可能な資源の研究:

農業廃棄物をエネルギーや肥料として再利用する方法に関する研究は、資源の持続可能な利用に寄与します。

 

《研究機関(農業試験場)に関連する法規制の事例》

◆廃棄物処理法:

農業試験場で発生する廃棄物は、適切に処理しなければなりません。

これは廃棄物処理法等で規定されています。

 

◆化学物質の取り扱い:

農業試験場で使用される化学肥料や農薬は、適切な取り扱いと保存が必要です。

これは化学物質の取り扱いに関する法律、例えば、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」、「農薬取締法」、「毒物劇物取締法」などです。

 

◆カルタヘナ法:

遺伝子組換え生物等の使用については、生物の多様性へ悪影響が及ぶことを防ぐため、国際的な枠組みが定められています。

日本においては、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(通称「カルタヘナ法」)により、遺伝子組換え生物等を用いる際の規制措置を講じています。

 

◆地域の生物多様性保護:

一部の地域では、地域の生物多様性を保護するための法律が存在します。これらの法律は、研究活動が地域の生態系に与える影響を管理するためのガイドラインを提供します。

 

◆労働安全衛生法:

農業試験場の職員は、農薬や化学肥料などの危険物質を取り扱うため、適切な安全手順を守ることが求められます。

 

《研究機関(農業試験場)の緊急事態の事例》

◆農薬や化学肥料の事故流出:

事故により農薬や化学肥料が流出した場合、速やかに流出を止め、汚染地域を隔離し、専門の清掃業者に通知する手順を確立する。

 

◆異常気象による影響:

豪雨、干ばつ、台風などの異常気象が発生した場合の緊急対応手順を設定する。

これには、研究設備の保護と、研究データのバックアップ等が含まれる。

 

◆疫病の発生:

実験動物や作物に疫病が発生した場合の隔離と処理の手順を設定する。

遺伝子組み換え作物の事故流出:遺伝子組み換え作物が事故により自然環境に流出した場合、流出を速やかに制止し、流出した作物を回収し、関連機関に報告する手順を確立する。

 

◆火災または爆発:

化学肥料や農薬の保管場所での火災や爆発が発生した場合の緊急避難と初期消火の手順を設定する。

また、専門の消防団体への通報手順も確立する。

 

以上が、「研究機関(農業試験場)」におけるISO14001に基づく環境側面、有益な環境側面、法的及びその他の要求事項、緊急事態の想定と対応手順に関する一部の事例です。これらの事例は、具体的な対応策やプロセスを設定する際の参考として使用できます。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 06:34
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ISO9001:サービス業の設計・開発(研究機関(農業試験場)編)

JUGEMテーマ:ビジネス

 

個人的には、品質マネジメントシステム(ISO9001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

ISO9002が規格としてあった大昔は、サービス業においては、「設計開発のないISO9002」を選択する組織ばかりでした。

ISO9001になってからもしばらくは、「適用除外(適用不可能)」ばかり。

最近では、「サービス業における設計・開発」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。

今回は、「研究機関(農業試験場)」についての「製品・サービスにおける設計・開発」の事例を挙げてみたいと思います。

 

「研究機関(農業試験場)」における「製品及びサービスの設計・開発」の15個の事例を以下に示します。

 

◆新種の農作物の開発:

これは、既存の品種を改良したり、新たな品種を生み出す作業を指します。

品種改良の目的は、抵抗性、収量、栄養価を改善したり、特定の気候や土壌条件に適応する品種を作り出すことです。

 

◆害虫管理のための新しい手法の開発:

化学的な農薬に頼らずに、生物学的な手法や自然の防御機制を利用した新たな害虫管理の方法を開発します。

これには、特定の害虫に対する天敵を導入する方法などが含まれます。

 

◆農業技術の改善:

収穫方法、栽培管理、土壌管理など、あらゆる農業作業をより効率的かつ生産的に行うための新たな技術や道具を開発します。

 

◆土壌試験サービスの開発:

農家が自身の土壌の状態を把握し、必要な施肥や改良策を講じるための土壌分析サービスを提供します。

これは、農作物の生産性と品質を最大化するための重要な手段です。

 

◆農作物の収穫と保存の新手法:

農作物の収穫後の品質を維持し、食品ロスを防ぐための新たな収穫方法や保存技術を開発します。

 

◆スマート農業ソリューションの開発:

農作物の健康状態や成長をリアルタイムで監視するためのICTベースのソリューションを開発します。これには、遠隔センシング、人工知能、機械学習などの技術が利用されます。

 

◆農業教育プログラムの開発:

新たな農業技術や管理手法を農家や学生に教えるための教育プログラムを設計します。これには、ワークショップやトレーニングコース、オンライン学習プラットフォームの開発などが含まれます。

 

◆畜産技術の開発:

動物の健康管理、飼料の改良、繁殖技術など、畜産業の生産性と持続可能性を向上させる新たな技術を開発します。

 

◆環境負荷が低い農業方法の開発:

農業が環境に与える影響を最小限に抑えるための新たな農業方法を設計します。

これには、有機農業、減農薬農業、環境保全型農業などが含まれます。

 

◆農作物の品質試験サービスの開発:

農作物の品質や安全性を評価するための新たな試験方法や標準を設定します。

これには、病害虫の検出、残留農薬の分析、栄養成分の分析などが含まれます。

 

◆気候変動に対する対策の開発:

気候変動の影響に対応し、農作物の生産性を維持するための新たな対策を開発します。

これには、耐熱性や耐乾性のある新品種の開発、灌漑システムの改善などが含まれます。

 

◆農産物加工技術の開発:

新たな食品製品を生み出すための農産物加工技術を開発します。これには、新たな食品加工技術や保存技術の開発が含まれます。

 

◆水利施設や灌漑システムの改善:

農作物の成長に最適な水供給を確保するための新たな灌漑システムや水利施設を設計します。

 

◆農業政策の評価と改善提案:

既存の農業政策を評価し、その効果を最大化するための改善案を提案します。

 

◆農業コンサルティングサービスの開発:

新しい農業技術や方法を広く普及させ、農家の成功をサポートするためのコンサルティングサービスを提供します。

これは、農業のプロフェッショナルが農家や地域の農業組織に対してアドバイスやトレーニングを提供することを含みます。

 

これらの例は、「製品及びサービスの設計・開発」のプロセスがISO9001の要求事項に基づいて行われることを示しています。それぞれの例では、製品やサービスの開発は顧客のニーズと期待を満たすため、また組織の戦略的な目標と一致するように設計されています。

 

また、新製品やサービスの開発は、適切なリソースの確保、スケジュールの計画、品質管理とリスク管理の手順の設定、そして成果の評価と改善のためのメカニズムを含む、厳格なプロジェクト管理フレームワークの下で行われます。これらはすべて、ISO9001の要求事項に準拠しています。

 

以上が「研究機関(農業試験場)」に関する「製品・サービスの設計・開発」の事例です。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

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ISO14001:サービス業の環境側面(地方自治体(市役所)編)

JUGEMテーマ:ビジネス

 

個人的には、環境マネジメントシステム(ISO14001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

大昔は、サービス業における環境側面は、いわゆる事務所で生じる「紙ゴミ電気」系ばかり。

最近では、「環境側面」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。今回は、「地方自治体(市役所)」について、環境側面(できるだけ業種固有のもの)や法規制の事例を挙げてみたいと思います。

 

《地方自治体(市役所)における環境側面の事例》

・建物のエネルギー使用:電力、ガス、水などの使用。

・オフィスの排出物:紙、食品廃棄物、電子機器など。

・公共交通:市が運営するバス、トラム、地下鉄の運用。

・公園管理:緑地の管理と維持。

・道路整備:道路、歩道の建設と修理。

・電子廃棄物:使用済みのコンピューターやオフィス機器の廃棄。電子廃棄物:使用済みのコンピューターやオフィス機器の廃棄。

・電力供給:市役所建物や公共施設への電力供給。

・建築物管理:市役所の建物や公共施設の管理。

・緊急事態対応:自然災害や事故への対応。

・公共施設の清掃:公共トイレ、公園、市民センターなどの清掃。

・水質管理:市内の水道水の管理。

・建築プロジェクト:新しい建物や公共施設の建設。

・騒音管理:公共の場での騒音の管理。

・照明:ストリートライトや公共施設の照明。

・廃棄物管理:市民から収集されるゴミの処理。

 

《有益な環境側面の事例》

1)省エネ設備の導入:建物や公共施設に省エネ設備を導入する。

2)再生可能エネルギーの利用:ソーラーパネルや風力発電の導入。

3)リサイクルプログラム:市民に対するリサイクル教育とリサイクルプログラムの提供。

4)公共交通の強化:公共交通機関の利用を奨励し、自動車の使用を減らす。

5)グリーンスペースの保護:公園や自然環境の保護と維持。

 

《地方自治体(市役所)に関連する法規制の事例》

◆廃棄物処理法:

地方自治体は、廃棄物の収集、処理、再利用などに関する規制を設けています。

これには、一般家庭から排出されるごみの分別収集や、産業廃棄物の適切な処理などが含まれます。

また、不法投棄の防止や、リサイクルの推進にも力を入れています。

 

◆温室効果ガス排出削減目標:

各地方自治体は、国の温室効果ガス排出削減目標に則って、独自の削減目標を設定しています。

これには、公共施設の省エネルギー化、再生可能エネルギーの普及促進、市民のエコライフの推進などが含まれます。

 

◆騒音規制法:

市街地や住宅地での生活騒音(工事音、生業音、アルコールによる騒音など)を規制する法律です。

地方自治体は、時間帯や騒音レベルに応じた規制を設けて、市民の生活環境を保護しています。

 

◆水質汚濁防止法:

地方自治体は、公共の水域の水質維持・改善を目指して、排水規制や水質検査を行っています。具体的には、家庭排水や工場排水の適切な処理、農薬や肥料の使用制限などがあります。

 

◆自然環境保全法:

地方自治体は、特に貴重な自然環境を保護するために、自然公園の設定や野生生物の保護、開発規制などを行っています。これにより、生物多様性の維持と地域の自然環境の保全が図られます。

 

《地方自治体(市役所)の緊急事態の事例》

◆地震発生時:

地方自治体は地震発生時の災害対策本部の設立や避難所の設定を想定し、対応手順を計画します。

地震発生直後は、専門家の助言に基づき災害情報の収集と分析、避難命令の発令、救急医療や生活支援の提供を行います。

 

◆大雨・洪水時:

大雨や洪水による被害を防ぐため、地方自治体は河川の氾濫や土砂災害のリスクを評価し、必要に応じて避難命令を発令します。

また、救助活動、避難所の設営、生活支援などの対応手順を定めています。

 

◆インフルエンザ大流行:

大規模なインフルエンザの発生を想定し、地方自治体は感染拡大防止策や医療提供体制の強化を計画します。

これには、一般市民向けの予防接種の推奨、学校や公共施設の閉鎖、医療機関の対応体制強化などが含まれます。

 

◆核・放射能災害:

原発事故や放射能漏洩事故を想定し、地方自治体は避難計画や放射能汚染対策を策定します。

必要に応じて避難指示を発令し、放射線量のモニタリング、健康管理、情報公開などを行います。

 

◆大規模なインフラ故障:

大規模な停電や上下水道の故障を想定し、地方自治体は代替サービスの提供や修復作業の手順を定めています。

また、市民への情報提供と安全確保、生活必需品の配給などを行います。。

 

以上が、「地方自治体(市役所)」におけるISO14001に関連する「環境側面」、「有益な環境側面」、「法的及びその他の要求事項」、「緊急事態の想定と対応」の具体的な事例です。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

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