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医学部の裏口入試と国家試験

JUGEMテーマ:ニュース

 

2018719日付のスポーツ報知によると、

「高須クリニックの高須克弥院長(73)が19日に、自身のツイッターを更新し、「僕も裏口入学だよ」と告白した」

と報じていました。

 

この記事によると、

(以下、記事を引用編集)

高須氏は、

僕も裏口入学

◆(高須氏は)母子家庭の開業医で父親が卒業生で一次試験の成績がよかった

二次試験は死んだ父親をよく知っている教授が担当してくれて世間話だけだった

入学金は、半額に負けてくれた

昭和医大は、人情のわかる素晴らしい大学だった、何が悪い

◆国家試験こそ二次試験をやるべき

僕の時代には二次試験で医師の適性試験も試されていて、変な学生は落とされてた

◆(母校の)昭和大学医学部の今年の医師国家試験合格率は100パーセントだぜ

裏口入学のかっちゃん(高須氏)だって一発合格だぜ

僕の入学金は50万円ポッキリ、どこよりも安くしてくれた

とツイートしたそうです。

 

以前の私のコラムで、欧米の多くの私立大学では、入試要項に、寄付金や親族がOBOGにいると、入試では優遇されることが明確に書かれているそうなので、日本の大学も、堂々と、

「ペーパーテストの点数以外の合否基準を入試要項で明らかにすべきではないか。そうでなければ、受験生にとって、フェアじゃない」

旨の意見を述べました。

 

受験生に対して「合否の判断基準を明確にすること」がされているのなら、少なくとも、医学部の場合は、「医師国家試験」という国家が実施する医師免許取得のハードルがあるので、国民に不利益になるようなレベルの医師は誕生しない、と思ったから、「裏口(ペーパー試験以外の要素)入学容認」と考えたわけです。

 

つまり、高須氏の場合も、一次試験は合格点を超えていたのだから、2次試験の合否基準を明確に大学側がしているならば、感覚的には「お父さまと知り合いの教授の胸先三寸で合格になるのは特に問題ないのでは?」と思いました。

 

ただ、気になるのは「日本の大学は、国から補助金をもらって、大学運営をしている点」です。

日大を例にとれば、2015年度の事業収入は、約1800億円で、補助金は約150億円なので、収入に占める割合的には、1割未満ではありますが、税金が投入されていることは間違いありません。

 

したがって、「仮にペーパーテスト以外の合格基準を明確にしていても、本人の努力以外の要素(例:親族にOBOGがいる)が合否基準になるのは、税金を投入している以上、フェアではないといえるのではないか」と思いました。

 

・・・しかし、その論法で考えると、国や自治体から「補助金」をもらっている組織は、「縁故入社はあってはならない」ものになってしまいますが。

 

それにしても、医学部入試はレベルが上がりました。

私が受験生の頃は、中堅理系大学に入る実力さえあれば、一部の新興の私立医科大学なら「寄付金さえ積めば合格できる」と言われ、実際、偏差値も極めて高いものではありませんでした。

しかし、数年前に、医学部の偏差値ランキングを見てびっくりしました。

ざっくりいえば、一番偏差値の低い医学部でも、難関理系大学に入るレベルがなければ、実家が裕福でも入ることなどできない高難度になっていました。

 

高須氏がおっしゃるように、医師国家試験で、ペーパーテストだけでなく、「適性試験」をしっかりやった方がいいと思います。

ダメと判定された人は、ペーパーテストの点が良くても、「臨床医に就くことができない」など資格に制限がつく制度にしてもいいように思います。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 16:10
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形式的な巨人軍オーナーの引責辞任

JUGEMテーマ:ニュース

 

プロ野球の読売巨人軍オーナーの老川祥一氏が、2018717日に、動画サイトへの破廉恥行為の投稿や野球用具の窃盗など相次ぐ不祥事の責任を取って、引責辞任しました。

 

振り返ると、巨人軍のオーナーは、

2004年の裏金問題

2015年の野球賭博問題

で、引責辞任があり老川氏は、2016年にオーナーに就任したばかりでした。

 

月並ですが、老川氏のオーナー就任は、親会社である読売新聞グループの人事異動の一環だったとは思いますが、「プロ野球球団のトップ」である以上、「不祥事発生の原因究明と再発防止に向けた組織改革」をして欲しかったと思います。

 

老川氏が、こうした不祥事対策に、何も手を付けてこなかったとは思いませんが、オーナー就任後、親会社にいた時にように、現場の声を聞き、実情を勉強し、組織的な問題を認識するといった努力をせず、特段の改革をしてこなかったとしたら、「高い役員報酬をもらって、いったい何をしていたのだ」と思います。

 

また、読売グループとして、

「今回のハレンチ動画の投稿も同僚の用具窃盗も一部の選手の個人的な問題」

と組織が考え、責任だけを老川氏に世間の目を考えて、形式的に取らせたのなら、今後も、こうした問題は繰り返されるのではないかと思います。

 

古い話になりますが、甲子園を沸かせたPL学園のKKコンビのひとりで、元巨人軍投手の桑田真澄氏も、真相はわかりませんが、メディア情報では、若い頃に、悪い人が近づいてきて、大借金を抱え、球団に肩代わりしてもらったといわれています。

西武に入団した清原氏も、才能をいかんなく発揮することなく、自己管理をしなかったために、2000本安打、500本塁打は達成しましたが、大きなタイトルは一度も取ることがなく引退しました。

 

イチロー選手や大谷選手は、いい意味で野球バカで「聖人君主」のように人だといわれていますが、これは、個人的な性格や嗜好といった特質で「野球以外の派手なことが嫌い」だから問題が起きないだけだと思います。

多くのプロ野球選手は、まわりにちやほやされ、年齢の割には、高額な所得を得ていますから、誘惑は普段から多いはずで、いくら「紀律委員会」や「コンプライアンス講習会」を開催したところで不十分で、「もっと管理体制」をしっかり確立しなければ、ならなかったわけです。

 

老川氏の後任に誰が就くのか現在は未定だそうですが、親会社のトップである会長のイエスマンで出世してきたような方ではなく、しっかりとした「組織改革」を断行できる人が就任しないと何も変わらないのかもしれません。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 10:28
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緊急事態想定として「洪水によるボンベ流出」は想定していないのではないか?

JUGEMテーマ:ビジネス

 

西日本豪雨の影響で、LPガスボンベが川や海に流出し、回収されていないボンベが約200本あるそうです。

 

2018717日付の読売新聞によれば、

◆岡山、愛媛両県の被災地で引火性のLPガスボンベ約2400本が川や海に流失した

◆流出したボンベは、大半が回収され、引火や爆発の事故は起きていない

◆土砂崩れで埋まっているボンベがある可能性があり、経済産業省が注意を呼びかけている

◆愛媛県大洲市の肱川があふれ、ボンベが流失し、対岸の山口県の沖合で見つかったケースもある

◆ガスボンベが船にぶつかれば爆発したり船が破損したりする可能性がある

◆土砂崩れの現場では、重機で土砂を撤去する際、気付かずにボンベを破損させる恐れがある

そうです。

 

LPガスボンベは、事業者や一般家庭で利用する場合、高圧ガス保安法で、設置場所にあるボンベの転倒防止措置をすることが求められています。

一般的には、ボンベを設置する建物の壁に鎖を取り付け、ボンベに巻き付けるようにするか、あるいは、物置のようなボンベを収納するケースに保管して、転倒防止措置をしています。

 

しかし、ボンベ自体が洪水で流された場合の事故想定と対策は、法律では、規定していなかったと思います。

また、LPガス製造事業所(充填所を含む)に保管されているボンベの「洪水によるボンベ流出未然防止」も、おそらく、現行法では、あまり考慮していなかったのではないかと思います。

 

ちなみに、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証事業所について、「LPガス」で、調べてみると約30事業所が、認証取得しています。

このISO14001では、事業活動に関する緊急事態を想定し、対応手順を作って、定期的に訓練せよ、という規定があります。

想像ですが、現状の緊急事態に「洪水によるボンベの流出による爆発や火災の発生」は、多くの事業所で想定していないのではないかと思います。

充填場所や設置場所が、ハザードマップで「洪水リスクが高いか否か」にもよりますが、「緊急事態の想定」(一般的には環境影響評価表)の見直しが必要なケースが結構あるのではないかと思います。

 

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 11:04
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海の日に暇つぶしでしてみたこと

JUGEMテーマ:芸能

 

年間に16日ある「国民の祝日」。

このうち、一番最近に施行された祝日が、811日の「山の日」。

山の日の新設は、祝日の新設としては、1996年から施行された「海の日」(7月第三週月曜)以来、20年ぶりです。

 

山の日は、今年で3回目、海の日は、もう23回目を迎えますが、なんとなく、私の中では馴染みがありません。

たぶん、両日とも、「社会人になってから設定された祝日であること」と「海の日が制定された頃は業務超多忙」の頃だったので、「あまり祝日を意識して暮らしてこなかった」からかもしれません。

 

今日は「海の日」ですから、海を眺めに行きたいところですが、暑くて、どうも出歩くのが面倒です。

そこで、ネットで「また見てみたいドラマ」映像を漁ることにしました。

 

まず、頭に浮かんだのが、プロ野球のコーチを約30年間務めた高畠導宏氏がモデルで、NHKのドラマにもなった「フルスイング」。

ドラマでは、高橋克実さんがドラマ初主演を果たした番組です。

映像はすぐ見つかり、このドラマに共演していた斎藤工さんや吹石一恵さん、徳永えりさんが「わっけー」とつぶやきながら堪能しました。

 

ただ、びっくりしたのは、このドラマが放映されたのが「2018119日〜223日(毎週土曜全6回)」と、もう10年以上前。
感覚的には、56年前の放送と思っていたので、月日の経つのが早過ぎで、びびりました。

 

ついでに、NHKの土曜ドラマで確か、佐々木蔵之介さんが、実話を題材にした盲目の高校教師役をされていたドラマ(「チャレンジド」全5回)があったよなぁ、と思い出しチェックしてみると、こちらも、放送されたのが、「20091010日〜117日」。
こちらも、もう9年近く前に放送されていていました。

話が完全に脱線していますが、このチャレンジドにパニック症候群に悩む高校生役で出演していた女優さんが小池里奈さん。
川平慈英さんと共演していたゼリア新薬のヘパリーゼのCMでおなじみの女優さんです。

https://www.youtube.com/watch?v=Jup1OuK5PxM

最近はどうしているのかなぁ、とチェックすると、20178月以降、ツイッターの更新は止まり、所属事務所のHPからも削除されていました。

気になるタレントさんで突然、消えてしまった私の中での最近の代表格は、栞菜智世(かんなちせ)さん。
日本テレビ系列で201610-12月に放送された連続ドラマ「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」の主題歌を歌っていた方です。
https://www.youtube.com/watch?v=PAr1_c_lLGw

個人的には、伸びのある声質が好きで期待していましたが、チェックすると所属事務所のHPにいません。

上記に挙げたタレントさんは、「超有名」ではありませんが、ちょっとアンテナを張っている人なら、多くの人が知っているタレントさんですので、「正式な引退」であれば、ヤフーニュースになりそうなものです。
しかし、ニュースにならないということは、「独立」とか、所属元との円満でない退職が理由なのかもしれません。

 

・・・とネットサーフィンして過ごした1日でした。

 

 

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author:有賀正彦, category:スポーツ・芸能に関する話, 16:08
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なぜ「点滴連続殺人事件」はもっと早く防げなかったのか?

JUGEMテーマ:ニュース

 

西日本豪雨災害の話題に少し隠れてしまっていますが、20169月に横浜市神奈川区の大口病院(現在は、横浜はじめ病院)で発生した「点滴連続殺人事件」の容疑者とされる31歳の看護師が201877日に逮捕されました。

 

直接の逮捕容疑は、二人の高齢の入院患者(当時88歳)の点滴に消毒薬(ヂアミトール)を投入した疑いとなっていますが、同時期に死亡していた別の2人の入院患者の遺体からもヂアミトールが検出されているそうです。

 

また、事件発生前の79月の82日間で48人の患者が死亡したが、その後の約70日間の間は死亡者がゼロということから、実際には、「もっと多くの被害者がいた」可能性があります。

また、容疑者自身も「20人以上にやった」と供述しているといわれるのですが、事件発覚前の志望者は、医師により「老衰による自然死」との扱いがされており、すべて火葬済みのため、事件化することはないでしょう。

 

警察、検察側としては、逮捕容疑以外の「死亡」について立件したくても、証拠がまず出てこないでしょうから、裁判で有罪にすることは、ほぼできないでしょう。

 

それにしても、現在、私たちが知らされている情報だと、容疑者は、

◆自分の勤務時に患者に死なれると、家族への説明が面倒だった

患者が亡くなったときに同僚から自分の落ち度を指摘されたことがあった

混入を繰り返すうちに感覚がマヒしていった

などと話しているそうです。

 

「容疑者はサイコパスではないか」という人格の二面性を問う意見も出始めていますが、私は、今考えれば「99%合格といわれた看護学校の推薦入試を落とした試験官」は、「看護師としての素養がないこと」を見抜いていたのかもしれません。

 

容疑者とされる看護師は、自供しているうえに、死刑になっても構わない、と述べているといわれており、裁判を通して、罪を償っていただくしかありません。

しかし、それだけでなく、終末期医療にかかわる医療体制についても、見直しが本来必要でしょう。

素人目に不思議なのは、

・連日のように亡くなっていたのに病院側は「異常」となぜ捉えなかったのか

・なぜ、「老衰死」と死亡診断書では判断されてしまったのか

といった点です。

もっと、早い段階で、容疑者の「点滴への消毒液混入」を防げなかったのか、検証することも忘れてはなりません。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 14:05
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西日本豪雨災害と正常性バイアス

JUGEMテーマ:日記・一般

 

今週のニュースや情報番組の中心は、778日に発生した西日本地区の集中豪雨(西日本豪雨災害)による被害の話題でした。

どこかの情報番組でも取り上げていましたが、今回のような集中豪雨が都内で発生すると、被害は、相当甚大になるそうです。

 

その理由として大きいのは、都内を流れる荒川です。

なぜなら、荒川の川面より低い位置に、都内の住宅地の多くがあるそうで、仮に堤防が決壊すると、多くの住居が浸水してしまうそうです。

 

今回の西日本地区の集中豪雨による浸水の様子を見ていると、

◆洪水対策には、戸建てよりマンションなのかなぁ

◆正常性バイアス

という点が印象に残りました。

 

テレビで浸水被害を見ていると、「周辺道路が冠水して孤立するリスク」はあったとしても、3階以上の住居であれば、まず、「浸水すること」はありません。

つまり、1週間程度「籠城」できる水や食料があるならば、ライフラインが停止しても、3階以上の高層住宅なら問題なしです。

なお、私の事務所がある札幌市のハザードマップを確認すると、近くに豊平川が流れていますが、「洪水ハザードマップ」を確認すると、意外にも事務所がある区域は、殆どリスクがないようで、これは、今更ながら、意外でした。

 

また、災害の時によく耳にする「正常性バイアス」ですが、これは、岡山県倉敷市真備町の丸畑裕介さんが撮影した映像(避難せずにひとり自宅に残った父)が、「災害教科書の事例」にもなる好例だと思います。

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000131482.html

 

正常性バイアスは、

「人間が予期しない事態に対峙したとき、“ありえない”という先入観や偏見が働き、物事を正常の範囲だと自動的に認識する心の働き」

を指します。

 

このこと自体は、人間の心のメカニズムとして重要です。

なぜならば、何かが起こるたびに、心が過剰に反応していると精神的に疲れてしまうので、人間には、こうしたストレスを回避するために自然と「心」が平静を保つような機能が備わっているのです。

しかし、災害時に、この機能が発動してしまうと、丸畑さんの父親のケースのように「自分は大丈夫」と思い込み、生命の危険にさらされるわけです。

 

話題は、変わりますが、20114月の東日本大震災が発生した時に「防災知識をしっかり身に付けたい」と考え、「防災士」の資格を取得しました。

NPO日本防災士機構のウェブサイトを見ると、私が防災士を取得した当時の資格者数は、5万人未満(私の番号は45033号)でしたが、現在(20186月末)では、15万人を超えているそうです。

http://bousaisi.jp/aboutus/

 

ただ、正直な所、資格取得後は、地域活動に参加しているわけでもなく、再教育も受けていないので、知識は完全にさび付いています。

勉強し直さないと、と感じた週でした。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ602号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:一般コラム, 11:41
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岡山のアルミ工場(朝日アルミ産業)で発生した爆発事故

JUGEMテーマ:ビジネス

 

少し旧聞に属するニュースですが、201877日付のNHKオンラインによると、

76日夜遅く、岡山県総社市のアルミ工場で爆発があり、警察によりますと、周辺の住宅の窓ガラスが割れるなどして10数人がけがをしました」

という事故がありました。

 

記事によると、

◆爆発事故が起きたのは、76日午後11時半ごろ

爆発事故現場は、岡山県総社市下原にある「朝日アルミ産業」のアルミ工場

◆警察によりますと、窓ガラスが割れるなどして住民10数人がけがをしたが、いずれも軽傷

爆発の影響で、工場の近くの住宅や車庫など3棟が全焼した

爆発が起きた時、工場は操業しておらず、敷地内に人はいなかった

◆(当時)岡山県には大雨の特別警報が出されていて、隣の倉敷市では、1時間に17ミリのやや強い雨が降っていた

工場の近くを流れる高梁川の周辺は広い範囲で水につかり、警察や消防が現場に近づけない

ということです。

 

この爆発事故については、メディアの情報を追跡していますが、現時点では、爆発原因は、はっきりしないようです。

気になるのは、調べると、この工場が、過去にも、事故を起こしていることです。

◆朝日アルミ産業株式会社のウェブサイト

http://www.asahiseiren.com/outline/okayama.html

 

例えば、

 

1)2011年のA重油流出

2011820日、敷地内の地下重油タンクに、タンクローリーから「A重油」を補充する作業中にA重油が溢出し、新本川に約1600ットルが流入する事故が発生。

 

2)2017年の火災

201745日、工場内の機械上部より出火して天井や壁など30平方メートルを焼く火事があった。

ダクトが高温になり、堆積していたアルミ粉末が燃えたのが原因だった。

 

と、今回を含め、この7年間に3回も近隣に影響が出るような事故が発生しています。

ちなみに、この「朝日アルミ産業」は、認証機関の大手JQA(日本品質保証機構)から環境マネジメントシステム規格(ISO14001)の認証を受けています。

※認証は、アサヒセイレン(株)大阪事業本部の関連事業所の位置づけ)

 

言わずもがなですが、JQAには、これまでの審査の妥当性を含めて、しっかり検証して、公表して欲しいものです。

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 07:24
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政府備蓄米の事故を隠ぺいした日本通運広島支店

JUGEMテーマ:ビジネス

 

201874日付の読売新聞が、

「日通、備蓄米保管事故隠す…水ぬれ・ネズミ食害」

という見出し記事を報じていました。

 

記事によると(記事を引用編集)、

◆日本通運は、災害など非常時に供出される政府備蓄米の保管を委託されている

◆委託された備蓄米の一部が、水ぬれなどの事故を起こしていた

◆日通は、この事故について国などに報告しなかった

◆また、事故のあった備蓄米を、別の米袋に移し替えていた

◆新しい米袋には偽造した検査証明印が押されていた

◆農林水産省は農産物検査法違反にあたる可能性があるとみて調査をしている

とのことです。

 

他のメディアの報道なども併せて、調べてみると、今回の問題が起きたのは、「日本通運広島支店と委託先の広島県内の倉庫2か所」だそうです。

備蓄米保管の流れとしては、農水省が、三菱商事に発注し、三菱商事が日本通運に業務委託している流れです。

事故と問題の状況としては、

・倉庫内に雨漏りで濡れた2012年産米450キログラム

・ネズミの食害や荷崩れで破損した2014年産米7530キログラム

について、広島支店の営業課長が、部下に指示して、偽造の証明印を押した袋に移し替えていたようですが、20183月に、備蓄米を別の倉庫に移す際、偽造の米袋があることが発覚し、日本通運は20184月に農水省に報告して、今回、報道でこの問題が明らかになったわけです。

 

つまり、広島支店の営業課長が、袋を入れ替え、証明印を偽造し、隠蔽しようとしたわけですが、日本通運内の「良心」が働いたので、世間の白日の下になったのですが、良心がなければ、会社ぐるみで隠ぺいして、公にはならなかったのかもしれません。

個人的には、「20183月に偽造の米袋があること」が見つかったのが、内部監査なのか、委託元の三菱商事の2社監査なのか、人事異動により広島支店に着任した社員なのか「どのようなシチュエーション」なのかに関心があります。

 

ちなみに、日本通運のウェブサイトを確認すると、201874日付で「政府米業務における不正行為について」と題したお詫び文が掲載されていました。

https://www.nittsu.co.jp/info/20180704.html?link=top

 

内容を確認すると、要は、

・隠ぺいは一部の社員が行ったことであり、会社ぐるみではない

・事故があった備蓄米は飼料用であり、主食用(人)としては流通していない

・従業員に対するコンプライアンスの徹底

・異常発見時の即時報告体制など社内管理体制の強化と再発防止に努める

ということが書かれていました。

 

「う〜ん」。

流通大手の日本通運にしては、かなり物足りない内容のお詫び文です。

◆なぜ、営業課長は隠ぺい工作をしたのか

◆なぜ、異常時に報告がされなかったのか

といった原因究明について、全く触れられていません。

想像ですが、

・備蓄米であり、ある期間が経過すれば、飼料用になる

・どうせ人間の口には入らない

といった意識があり、「その程度の管理でいいや」という発想が社内全般の根っこにあった気がします。

つまり、「一部の社員の問題」と問題を矮小化しているのが、気になるところです。

 

ちなみに、日本通運のマネジメントシステムの認証状況を確認すると、事業部や支店単位で認証を取得していますが、広島支店は対象にしていなかったようです。

認証審査を担当している認証機関は、「広島支店はISOの対象でなくてよかった」と単純にホッとするのではなく、「隠蔽の根本原因がなんなのか、組織共通の文化ではないのか」といった観点で、認証審査を実施して欲しいものだと思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ601号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 14:21
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スタバに続きプラスチック製ストロー廃止を決めたアメリカン航空

JUGEMテーマ:ビジネス

 

先日、スターバックスコーヒーが

「プラスチック製ストローを2020年までに廃止する」

という報道がありました。

 

スタバに感化されたわけではないでしょうけれど、2018711日の時事通信社の報道では、

「アメリカン航空グループは710日に、機内や空港ラウンジで使い捨てのプラスチック製ストローを今後使用しない方針を発表した」

ということを報道していました。

 

記事によると、

プラスチック製ストローをめぐっては、海洋汚染を招くとの批判の高まりがある

スターバックスなど企業の間で使用を取りやめる動きが広がっている

アメリカン航空によると、今月(7月)から空港ラウンジで自然分解される素材のストローを使う

ストロー以外では、飲み物をかき混ぜるマドラーも木製に切り替える

機内では11月から環境に優しい竹製のマドラーを提供する

一連の取り組みで年32トン以上のプラスチックを節減できる

そうです。

 

こうした「環境にやさしい取り組み」は、どこかが、取り組みはじめ、マスメディアを使って花火を打ち上げると、「うちもうちも」と取り組み企業が増えます。

 

環境負荷削減の取り組みに関しては、私は持論として「考え方によっては環境に優しいといえるし、そうとは言えないケースもある」と「絶対にこの方法が環境に優しい」とは決めつけにくい問題だ、と考えています。

よく例に出す話ですが、

・紙コップを使ってお茶を飲む

・ガラス製のコップでお茶を飲む

という場合、「どちらが環境に優しいか」、といえば、考え方と地域特性が左右されます。

前者は、排水による水質汚染やコップ洗浄の水の使用は抑制されますが、紙ごみは発生します。

後者は、紙ごみが出ない代わりに、コップ洗浄に関する環境負荷があります。

どちらか環境に優しいのか?という問題は、水資源の豊富な日本と水が貴重なサハラ砂漠では、同じ問題で捉えることはできないでしょう。

 

とはいうものの、話をアメリカン航空に戻すと、プラスチックが32トン減るのはいいですが、「竹製のマドラー」が間伐材でなければ、「マドラーを作るための竹の伐採」が生じるので、環境に優しいとは必ずしも言えません。

 

「竹製のマドラーを使う」段階だけではなく、「竹製のマドラーをどうやって調達するか」という入り口部分を含め、ライフサイクル全体で捉えないと、「環境に優しい」とは言い切れなくなります。

アメリカン航空が、どのように竹製のマドラーを調達するのか、注目が必要でしょう。

ちなみに、スタバは、「マイクロプラスチックによる海洋汚染など」の抑制することがストロー廃止の目的でした。

商品のテイクアウトがあるスタバは、マイクロプラスチック抑制効果があるかもしれませんが、アメリカン航空の場合は、原則、空港内や機内での消費ですから、廃棄段階をしっかり管理すれば、プラスチック製のストローなどを使用していても、マイクロプラスチックに関する環境影響は極めて限定的でしょう。

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 12:06
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日産自動車の新たな検査データ改ざん問題

JUGEMテーマ:ビジネス

 

報道番組の中心が、2018年7月7〜8日の西日本地区の集中豪雨による水害などの被害一色になっている折に、2017年秋に「完成検査員が無資格検査員だった」という不正が発覚した日産自動車に「検査の測定値を改ざんする新たな不正」が発覚しました。

 

ご存知の方も多いですが、7月9日に日産自動車が行った記者会見から明らかにされたことを簡単に整理しておきます。

◆横浜市内の本社で記者会見を行ったのは、生産を統括している山内康裕執行役員

◆西川広人社長は、この日の記者会見に出席していない

◆新たな不正は、出荷前の新車について燃費や排ガスの数値などを室内で試験する「完成検査」

◆車両をローラー型の測定装置に乗せて走行させる検査で

・規定の速度を逸脱した無効な検査データを有効な数値に書き換えた

・試験室の温度や湿度が許容範囲外でも有効なデータとして処理した  

などのデータ改ざん

◆不正の時期は、13年4月〜18年6月

◆不正があったのは、栃木、追浜、日産車体九州、日産車体湘南、オートワークス京都の5工場

(完成車を製造する国内6工場の内不正がなかったのはに日産九州工場のみ)

◆排気成分などの測定値を都合よく書き換えていた

◆その他、湿度などの検査条件が法定基準を満たしていないのに、満たしていたように報告書を改ざんしたケースもあった

◆同種の不正がスバルで見つかったことなどを受けて同社でも調査し6月に発覚した

◆検査データが改ざんされたのはノートやスカイライン、マーチなど19車種1171

◆データを確認できた全2187台のうち過半数で不正があった計算

◆5工場で計10人が不正に関与し上司は把握していなかった

◆多少なら書き換えても問題ないと現場が判断したようだと会見で述べた

◆日産は、カタログの性能を覆すようなずれはないと述べている

◆今回の不正判明が山内執行役員に報告されたのは6月19

 

まだ、私なりに、しっかり、この新たな不正について分析できていませんが、会見で分かった上記事項より、気になる点は、

●なぜ、会見を7月9日にしたのか

●なぜ、九州工場のみ不正がなかったのか

●2017年秋に発覚した無資格検査員問題以降なぜ不正は継続されていたのか

●不正が発覚している工場のISO9001認証審査をしているJIQ-QAと認定機関のJABの対応

です。

 

まず「7月9日の会見」ですが、これは、「安倍内閣官邸方式」と一緒だと思います。

この日は、集中豪雨被害、タイの洞窟救出、エンゼルス大谷選手の代打ホームランなど世間が注目するニュースが流れていました。

つまり、日産自動車の新たな不正のニュースの衝撃をかき消す要素があったわけです。

 

九州工場のみ不正がなかったのは、九州工場の管理者が完成検査出身であったことを日産自動車は理由にしています。

しかし、そうであれば、他の工場の管理者は、管理者として「力量不足」だったわけです。

 

またISO認証機関については、どういった対応を取るのでしょうか。

認証審査を通じて改ざんが見抜けなかったのは、100歩譲って仕方がないにしても、日産自動車の検査体制に関する世間の信頼を無資格検査員問題に続き裏切った罪は重く、ISO認証の価値も失墜するので、「一時停止」といった措置でなく、取消相当の判断が必要なのかもしれません。

 

話題は変わりますが、すっかり、加計学園、日大、至学館大の問題がかすんでしまいました。

また、麻原教祖の遺骨引き取り問題も気になりますが、こちらもニュースとして霞んでいます。

麻原教祖の遺骨は、「死刑執行直前の本人の意向で四女に引き渡される」との見込みが報道されていますが、「麻原教祖はまともな意思疎通ができなかった」と言われているのに「死の直前は意思疎通ができた」のだとしたら、やはり一連の麻原教祖の態度は「死刑逃れの演技」だったわけで、「真相解明は死刑執行によって闇の中に葬り去られた」わけで、遺族はもちろん、世間としても残念でなりません。

 

話を日産に戻しますが、今後の報道と動向に注目したいです。

 

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 12:02
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