RSS | ATOM | SEARCH
相手に伝わるわかりやすい報告

JUGEMテーマ:ビジネス

 

ある組織から「わかりやすい報告の仕方を若手社員にアドバイスして欲しい」と依頼があった。

依頼があった担当責任者に聞くと、仕事での報告はもちろん、この組織では、改善発表会のような活動もされているが、幹部の共通した感想は「うちの職員は発表が下手」という認識があるという。

 

月並みですが、せっかく、仕事で良い調査や成果を出しても、報告が下手だと、相手には、それが上手く伝わらない。

本当にもったいない話である。

 

一般論ですが、相手に何か、例えば、市場調査結果や不良対策といったことを伝える場合、頭に入れておくポイントは、伝えたいことを論理的に組み立てられるかどうかである。

もちろん、相手(例えば上司)が、部下のやっていることを、傍でおおよそみていて知っていれば、論理的な話の組み立てをせず、主語が無い話し方をしても、相手が話し手の言いたい内容を想像して把握してくれるから伝わる。

 

しかし、「上司に何か新たに提案するとき」、あるいは、「この件について調べておいて」といわれてその後の経緯は、上司はノータッチの場合などは、話し手は、論理的に話を組み立てて報告しなければ、何を言いたいのか、さっぱりわからない。

 

したがって、簡単に言えば、ポイントは、

◇結論(言いたいこと)を冒頭に持ってくる

◇結論を導いた根拠をまとめる

◇根拠(理由)を詳細化する(階層化して整理する)

ということを頭に入れてまとめればいいわけです。

 

具体的には、「新入社員教育は必要である」ということを報告したい(言いたい)場合、

◇結論(例:新入社員教育は必要である)

◇目的をまとめる(例:愛社精神を身につける、社会人の常識を理解させる、業務知識を養う)◇目的を詳細化する

(例:愛社精神→会社の歴史を含んだ研修会、社長との交流界、

常識の理解→道徳教育の実施、マナー教育の実施

業務知識→座学教育、社内研究会への参加)

といった感じである。

 

要は、筋道を立てて、伝えたいストーリーを「こうである、その理由は、こうで、具体的にはこのようにやることは必要です」と整理して報告すれば、相手に伝わりやすくなるわけです。

 

それと、もうひとつは、「相手の理解力、認識の程度をイメージしておく」ことも重要です。

話し手と聞き手が、その話題について同レベルの知識を有していれば、いいのですがそうでないことも多い。

そうなると、定義をしておく必要がある用語や難しい専門用語は、平易な言葉に置き換えておく必要がある。

 

冒頭の依頼のあった組織では、こういったことを、スライドで、整理して話し、演習問題をやって、なんとなく身につけてもらおうかな、と思う。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ462号より)

 

 

 

【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 06:31
comments(0), trackbacks(0), - -
「東芝会計不祥事」会計監査法人の責任を問う株主代表訴訟

JUGEMテーマ:ビジネス

『「東芝会計不祥事」会計監査法人の責任を問う株主代表訴訟』

2016720日付の日本経済新聞が、

(以下引用)

東芝の会計不祥事を巡り、個人株主が19日、東芝に対し会計監査を担当した新日本監査法人の責任を問うため、約115億円の損害賠償請求訴訟を起こすよう求める書面を送付した。

到達後60日以内に東芝が提訴しない場合、株主代表訴訟を東京地裁に起こす方針」

(引用ここまで)

と報じていました。

 

この報道を聞いたときに、個人的には、

「株主が会計監査法人を訴える時代がようやく来たか」

と思いました。

 

おさらいをしておくと、「株主代表訴訟」とは、

「株主が会社に代わって取締役等を相手に損害賠償を求める訴訟。取締役が違法行為を行ったり、著しい判断ミスで会社に損害を与えたにもかかわらず、会社がその責任を追及しなかった際、6カ月以上株式を保有している株主(株式公開会社の場合)であれば誰でも、その取締役等に対して提訴ができる」

制度である。

(※取締役等とは、発起人、設立時取締役、設立時監査役、取締役、会計参与、監査役、執行役、会計監査人、清算人)

 

 

いままで、会社に多大な損害を与えた違法行為や経営判断ミスによる株主代表訴訟は、ヤクルトやダスキン、アートネイチャー、アパマンショップHDなどニュースになった事例も多いですが、多くは、取締役に対してで、会計監査法人を被告としての訴訟は、私は聞いたことがありませんでした。

 

訴訟手数料が、199310月の商法改正で一律8200円になってから、訴訟が活発化したと言われてはいますが、株主代表訴訟で株主が勝訴しても弁済する損害金は、会社に入り、株主には直接入りませんから、弁護士費用を考えれば、経済的にも余裕がなければ、なかなか株主代表訴訟は起こせないと思います。

 

会計監査法人の役割は、計算書類や決算報告書に虚偽が無いかチェックすることだ。

したがって、会計監査結果は、マネジメントシステム監査と違って、監査した機関の会計書類等の適切性を保証するものである。

したがって、「虚偽を見つけることができたのに見つけられなかった」場合は、もっと会計監査法人の責任が問われてよいと思っていた。

 

今回の東芝のケースで、株主側の主張は、

「新日本監査法人は利益水増しなどを監査で見つけることができたのに、東芝の役員に説明を求めるなど日本公認会計士協会が定める指針に沿った対応をせず、会計不祥事を見逃した」

としているが、まさにその通りだろう。

(※請求額の115億円の内訳は、東芝が納付した課徴金約73億円と新日本監査法人に支払った監査報酬約30億円などを合わせたもの)

 

乱暴な意見かもしれないが、会計監査だけでなく、監査法人による監査は、「第三者監査」といいつつ、監査法人の選定、監査法人に対する報酬は、組織がすることだから、「本当の意味での第三者といえるか」という点に関しては、このような不祥事が発生するたびに、世間から疑念の声が上がるのは当然だと思う。

余談であるが、舛添元都知事の収支報告書について、「第三者の目で見てもらう」と二人の弁護士が選定され、弁護士による記者会見が行われた際に、記者が「知事が自ら選定した弁護士にチェックをしてもらっても第三者の目と言えるのか?」と質問し、佐々木善三弁護士(マムシの善三)が「第三者とはそんなもの」的回答をしていましたが、「誰かがチェックするためには費用が発生する」ので、監査される側が自らの適切性チェックの費用を自ら選定して支払う仕組みは、ある程度仕方がないのかな、と思う。

 

ただ、その代り、「チェックした内容がずさんなものだったら、弁済してもらいますよ」という今回のような訴訟は、監査法人と監査される組織が「ずぶずぶでないこと」をより鮮明、かつ、双方が緊張感をもって対処できるし、世間の信頼も増すと思うので、いい流れだと思う。

 

今回の訴訟に対し、東芝の対応および裁判になった場合の行方に注目したい。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ499号より)

 

 

【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 08:00
comments(0), trackbacks(0), - -
ダイナミックな経営のかじ取りには飛び石が必要だ

JUGEMテーマ:ビジネス

 

ソフトバンク(孫正義社長)が、半導体設計大手のイギリスのARM社を買収した。

地中海でクルージング中のARM社のチャンバース会長に孫社長が電話してプライベートジェット機で駆けつけ、会談をして約3兆3千億円の商談がまとまった。

買収発表は、買収の正式打診をしてから約2週間だったという。

 

私は、将来、経営学の世界で、

「びっくりするほど素早い経営判断のひとつ」

と言われるのではないかと思う。

 

短期的に見れば、この買収により、ソフトバンクの有利子負債は12兆円を超えているといわれるほど膨らみ、現在のソフトバンクの主力事業が、携帯電話やブロードバンドサービスであるから、ARM社の買収で、直接的なシナジー効果も見込めないことから、市場の評価は低く、株価が相当下落した。

一般的な投資家目線で捉えれば、「無謀」や「高い買い物」で、本業にマイナス影響を与える、と考えるのが普通なのだろう。

 

孫社長の経営には、「ロマンがある」といわれる。

確かに、いままでも、一見無謀と言われるような経営判断をしてきた。

ふつうのサラリーマン経営者なら、成功確率が限りなく100%に近くなければ、こんな大勝負の経営判断はしない。

やはり、株式公開企業であれば、四半期単位で成果がチェックされ、株主利益にもつながる成果を出し続けなければ、自分の立場が危うくなる。

しかし、孫社長は、大株主でもあるから、思い切った経営判断ができるのであろう。

 

孫社長は、ARM買収後に開催された講演会で、
「ARM
の買収を囲碁に例えるならば、飛び石だ。今持っているものに足し算をするのであれば、近くに石を置けばいいが、必ずしもすぐそばに置く人が勝つとは限らない。なぜそこに石を置いたのか、その1点に打つ必要性は、囲碁の世界に命を懸ける人ならばわかるだろう」

と買収経緯を囲碁に例えて説明したという。
 

孫社長の買収に対する想いで印象深いのは、

◇携帯事業は土管化が進んでいる(コンテンツ事業者に回線を提供するだけ)

◇日本には、グーグル、アマゾンのようなプラットフォームを自ら作りだした企業が無い

◇ただの組立屋になると利益率が低下する

といった言葉である。

 

コンピューターソフト→インターネット検索エンジン→ブロードバンドサービス→携帯電話事業と主力事業を変遷させてきたソフトバンク。

「IOT」時代の覇権をぜひとも、握って欲しいと思う。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ499号より)

 

 

【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 04:48
comments(0), trackbacks(0), - -
成田のうなぎ

JUGEMテーマ:日記・一般

 

2016年の「土用の丑の日」は、

冬:120日(水)、21日(月)

春:425日(月)

夏:730日(土)

秋:1022日(土)、113日(木)

6日だそうです。

 

ただ、

「土用の丑の日=ウナギを食べる」

の印象が強いので、夏場の「730日」しか、世間では、フィーチャーされないですね。

 

日本には、もともと、

「丑の日にちなんで、“う”から始まる食べ物を食べると夏負けしない」
という風習があったそうです。

 

その風習を背景に、江戸時代の発明家である平賀源内が、うなぎが売れないで困っているうなぎ屋に対して、

「“本日丑の日”」

いう張り紙を店に貼る提案をして、うなぎ屋は大繁盛し、他のうなぎ屋も真似して広まった、と言われています。

 

バレンタインデーのチョコやホワイトデーのクッキーなど、食べ物系風習は、もともとの由来を発展形にした商売的な狙いが絡んでいる、と考えてもよさそうですね。

 

そんなわけで、ちょっと早いですが、今週は、「うな重」を早速、成田近郊のお店で食べてきました。

「成田のうなぎ」は、江戸時代の成田山参拝客に、門前町の旅館が利根川や印旛沼の水産物を提供したことから有名になったそうです。

そのため、いまでも成田山の参道には、たくさんのうなぎ屋さんが並んでいます。

 

ただ、私が訪問したお店でうなぎの産地を聞くと、愛知県の一色産(西尾市)から仕入れているとのことでした。

日本では、うなぎの養殖は、浜名湖産と一色産が2大巨頭です。

養殖場以外の天然物はそもそも漁獲量がほとんどないし、今の時代、水質が高度経済成長期時代よりは改善されたとは言っても、利根川や印旛沼の水で育てたうなぎでは、美味しくないそうです。

だから、お水のいい大養殖場で育ったウナギを仕入れているそうです。

 

成田近くのうなぎ屋さんでしたから、焼き方は、当然、蒸し工程が入っていますので、ふっくら柔らかい食感で美味でした。

私は、関東育ちですが、たいていの食べ物は、「全国どこでも、その地域独特の手法で作った料理が美味しい」と捉える人なので、例えば、うどんにしても、関東風、関西風、いずれのダシも美味しいと感じます。

うなぎに関しても、関東風、関西風、あるいは、名古屋のひつまぶし、などなんでも美味しいと感じますが、蒸し工程のない香ばしい味がする関西風のうな重を久しく食べていないので、この夏の間に食べに行きたいな、と思いました。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ499号より)

 

 

 

【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

author:有賀正彦, category:一般コラム, 08:49
comments(0), trackbacks(0), - -
効果的なKY活動

JUGEMテーマ:ビジネス

 

「キケン」と隣り合わせの職場で働く人なら、「常識」である「KY活動」。

事務系の人に「KY活動」と聞くとピンとこないようであるが、もちろん「空気読めない」のKYではありません(笑)

 

ご存知の方も多いと思いますが、「KY活動」とは、

「作業開始前にその対策について経験と想像力を働かせ、起こる可能性のある災害を想定し、その防止対策を立てることによって災害を未然に防止する手法」

です。
 

特徴や効果としては、

◇その日の実際の作業開始前に行う

◇作業内容や現場の状況にそって考えていく

◇不安全状態や不安全行動に対しての対策が現実的でわかりやすい

◇作業員の危険に対する感受性を高める

といった点が挙げられます。

 

ちなみに、住友金属工業株式会社和歌山製鉄所では、効果的な「KY」を実施するために、「6つ」の段階でKYを実施しているという。

6つとは、

◇作業前ミーティング

 職場単位全員で

 チーム員が役割分担して

 短時間に効率よく

安全の話を最優先して

◇直前ミーティング

 職場単位全員で

 現場に集まって

 現場を見ながら 

 現場に視覚を加えて(黒板、ホワイトボードなど)

◇即場作業指示

 即場で全員が集まって

 極短時間で

 「よいか、よし」による思考誘導で適切な作業指示

◇修正ミーティング

 作業開始後「人数、作業方法、作業環境等が変化」した時

 再度現場を見ながら

◇中間ミーティング

 作業開始後、状況変化がなくても長時間作業継続時

区切りの良い中間時点で

再度作業内容を確認

必要により体操も実施

◇作業の反省ミーティング

作業が片付いた時点で

 作業内容を顧みて短時間で効率よく

 安全上の教訓とすべき事項の報告と確認

 

このような6つの段階でKY活動を実施し、日々、

『今日1日、ルールを守れたか?』

『やったKYがあれで良かったか?』

を振り返り、また翌日のKY活動につなげているという。

 

質の高い良い製品や構造物が建築できても、「作業員は怪我しまくり」では、シャレにならない。安全を確保することは、作業の質確保でもあるし、広義の意味でいえば、安全も品質なのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ463号より)

 

【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 07:08
comments(0), trackbacks(0), - -
緊急事態の訓練とテストは大きく違う(とと姉ちゃん)

JUGEMテーマ:芸能

 

NHKの朝の連続テレビ小説(朝ドラ)で現在放映中の「とと姉ちゃん」が相変わらず好調だという。

1回の放送から視聴率は20%を超え、77日放送(82回)で初めて19.4%20%を割ったそうであるが、その日以外は、22%23%をキープしているそうで、絶好調が止まらない状態だ。

 

絶好調理由は、

◇ストーリーの展開が早い

◇キャスティングがよい

◇脚本の質が高い

◇俳優陣の演技力が高い

◇宇多田ヒカル復帰作が主題歌として使用されている

などと言われているが、きっと、どれもが複合的にうまく作用しているのだろう。

 

実際、脚本は、芸人出身で学習院大学卒の西田征史氏(1975年生まれ。今年で41歳)が担当しているが、時代考証を含め、主人公や主人公をとりまく人物には「暮らしの手帖の創業者である大橋鎭子氏とその関係者」とモデルはあるものの、よく調べられていると思う。

ちなみに、西田氏は、嵐の大野智氏や女優の杏氏の代表作ともなった「妖怪人間ベム」の全話の脚本も担当している。

 

番組は、後半戦に入り、いよいよ「出版社編」となり、名物編集長「花森安治」をモデルにした「花山伊佐次」役の唐沢寿明氏が、「純ちゃんの応援歌」(唐沢氏の奥さまの山口智子主演)以来28年ぶりに朝ドラに登場ということでさらに話題になっている。

 

2次世界大戦が終わり、当時の人々のさまざまな想いが描かれているが、印象的なのが、

「活字は人を幸せにするが不幸にもする」

というようなくだりである。

 

戦時中、国家は、国民に対して、

「爆弾は危ないが、焼夷弾は危なくない。バケツで火が消せる」

と信じ込ませてきた。

実際は、焼夷弾も爆弾同様で怖く危険なものに変わりないが、そう信じ込ませなければ、町中が火の海になってしまうので、国民の安全より、消火や鎮火活動を優先させるために思いこませたのである。

今の時代であれば、言論の自由は確保されているし(政府によるメディア規制が危ぶまれる時代にはなったが)、ネットに情報は散乱しているから、何が真実か知ろうとすれば、昔に比べ容易に知ることができる。

 

しかし、戦時中は、地上戦に備えて竹槍訓練をさせられ、焼夷弾による消火訓練としてバケツリレーの訓練が熱心に何度も繰り返されたが、今の時代の人が客観的に見れば、

「なんという無意味なことを必死にやっていたのだろう」

である。

 

「バケツリレー」に関しては、今の時代で考えると、

「緊急事態の想定と想定された緊急事態に対する対応手順のテスト」

である。

この概念で「バケツリレー」を捉えると、

「妥当性のない対応手順を必死に訓練していた無駄な活動」

と考えることができる。

要は、「手順の訓練と手順の妥当性確認を目的としたテスト」は、全く目的も意味も違うのである。

 

当時、仮に

「対応手順の適切性、妥当性をテスト」

していれば、対応手順が適切でないことは一目瞭然である。

(もちろん、当時、そんなことがわかっていても、口に出せば非国民扱いされたから、黙っていただろうけれど)

 

ドラマでは、100万部近い発行部数を誇り、一世風靡したお化け雑誌「暮らしの手帖」は「あなたの暮らし」という雑誌として描かれている。

ストーブをはじめ家電製品の性能を「商品テスト」し、国民生活センターや製品評価技術基盤機構並のテストを雑誌社がしていたのである。

(商品テストの独立性、公平性、信頼性を確保するために雑誌広告は基本的になかったという)

今後、どのように描かれ「国民に役に立つ雑誌」として成長していくのか、楽しみにしたい。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ498号より)

 

 

【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

author:有賀正彦, category:スポーツ・芸能に関する話, 06:46
comments(0), trackbacks(0), - -
名プロデューサーでもあった大橋巨泉さんの訃報

JUGEMテーマ:芸能

 

大橋巨泉さんが、2016712日に亡くなっていたという。

ネットニュースで訃報を知り、急いで、テレビをつけたら、大橋巨泉さんのプロダクション(オーケープロダクション)所属で司会の小倉智昭氏が、巨泉さんの思い出話を語っていた。

どうやら、通夜や告別式、お別れの会などすべてが終了してからの公表となったようである。

 

それにしても、今月7日には、巨泉さんの盟友、永六輔氏が亡くなったばかりである。

永さんは昭和84月生まれ、巨泉さんは昭和93月生まれだから、同学年のふたりが、1週間と空かずに逝ってしまった。

おふたりがテレビから遠ざかって、時間が経っているので、若い世代には馴染みが無いと思うがアラフィフ世代には、寂しい限りである。

 

ここからは、単なる思い出話になるが、私の世代だと、「巨泉・前武のゲバゲバ90分!!」は、リアルタイムでわずかに目にしてはいたが、記憶は限りなく薄い。

パイロット万年筆のCMで有名な「ハッパフミフミ」も、年代的には、リアルタイムで見ているはずでるが、その後の「懐かし映像」での記憶の印象が強い。

 

うちらの世代で印象が強いのは、やはり、「11PM」や「クイズダービー」、「世界まるごとHOWマッチ」、「巨泉のこんなモノいらない」などの司会である。

巨泉さんのすごいところは、単なる司会業ではなく、放送作家出身ということもあり、番組自体の企画、キャスティングなどプロデュース業もやっていたことである。

私の記憶では、世間のニーズを大きく外した番組はなかったと思う。

 

1990年に一部の番組を除いて、セミリタイヤした時は、びっくりした。

びっくりするのは、当時の巨泉さんは56歳であったこと。

「げっ、56歳なんて、すぐそこじゃん」、と自分に例えてしまうと余計にそう思う。

 

永さんの訃報の時にも思いましたが、201624日に、徹子の部屋の40周年スペシャルウィークでたまたま、永さん、巨泉さんの出演回を見た。

おふたりとも、最後のテレビ出演が、この「徹子の部屋」となった。

巨泉さんのご冥福を祈りたい。

 

 

 

【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

author:有賀正彦, category:スポーツ・芸能に関する話, 11:12
comments(0), trackbacks(0), - -
ソフトバンクのARM買収は孫正義社長の先見の明となるか注目!

JUGEMテーマ:ビジネス

 

2016年7月18日付のロイター通信によると、

「ソフトバンクグループは18日、英半導体設計ARMホールディングスを約240億ポンド(約3.3兆円)で買収すると発表した。あらゆるものがインターネットにつながるIoT(インターネット・オブ・シングス)時代を見据え、同領域に強みを持つ同社を買収することで需要の取り込みを目指す。
日本企業による海外でのM&Aとしては過去最大規模になる」

と報じていました。
 

ARM社といえば、半導体の設計会社で、スマートフォンへの半導体供給では、約95%のシェアを持つ大企業である。

孫社長が買収の狙いとして記者会見で述べた

「IoTは人類史上もっとも大きなパラダイムシフトになる」

「IoTの時代の中心の会社はARMだ」

は、まさに将来を見越した経営戦略だと思う。

 

この買収で驚くべき事実は、買収までの期間が非常に短期間であったことだ。

各メディアの報道を見ていると、ARM社への正式な買収打診は、イギリスのEU離脱の国民投票結果後だった、という話もある。

孫社長の素早さと買収先のARMの意思決定の早さに驚かされます。

 

状況だけで考えれば、ARM社は、ソフトバンクが提示した買収額が、現在の企業価値を上回るもので、「売り時」と見たのかもしれない。

孫社長の今までの企業買収事例を見てもわかるように、買収するときに、買われる側がびっくりするような高額な価格を提示して、一気に交渉をまとめてしまう。

このあたりが、ソフトバンクが世界的な大手企業にも関わらず、「ロマンを期待した夢の投資」を実行して、成長してきた特徴である。

 

だから、投資家からすれば、夢のある企業であると同時に、投資先としては、株の乱高下が生じやすい不安定な会社でもある。

今回の買収劇で、子会社のスプリント株が下落したという。

ソフトバンクが、アリババグループやガンホーエンターテイメントなどの株式を売却して調達した資金は、スプリントの経営再建に使われるという期待が高かっただけに、使用用途が、ARMの買収資金だったということで、スプリントの株主は、将来性を悲観して、ウリ注文も相当出たのだろう。

 

買収したARM社の特徴は、ファブレス企業であるということだ。

つまり、会社自体は設計機能だけで、製造や販売は、「協力会社と委託契約して管理している」会社だ。

したがって、優秀なエンジニアの確保とエンジニアの雇用環境を高い水準で維持することが、経営資源の投入ポイントとなる。

 

孫社長は、エンジニアの雇用を現在の倍にすると発表しているが、EU離脱となると、イギリスの会社であるARM社に優秀な人材が集まるのか、そして、EU内での関税発生もあり、今後の経営に不透明な面もシロウト目には、映る。

孫社長の先見性が成功することに期待したい。

 

【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 07:04
comments(0), trackbacks(0), - -
平成28年度の新入社員の特徴とタイプ

JUGEMテーマ:ニュース

 

公益財団法人日本生産性本部が、毎年3月に「今年の新入社員」の特徴を「〇〇型」表現して発表している調査結果がある。

個人的には、5年、10年単位で捉えれば、新入社員の特徴に変化はあるだろうけれど、1年単位で特徴ってそんなに違うものなのかな?と思う部分もある。

 

調査結果は、生産性本部などが開催する講習会やセミナーに参加した新入社員を対象に実施したアンケートによるようで、調査対象は千数百人のようである。

 

ちなみに、ここ十数年に日本生産性本部が命名した「○○型」(タイプ命名)は、以下の通りである。

 

平成28年度 新入社員のタイプは「ドローン型」

平成27年度 新入社員のタイプは「消せるボールペン型」
平成26年度 新入社員のタイプは「自動ブレーキ型」
平成25年度 新入社員のタイプは「ロボット掃除機型」
平成24年度 新入社員のタイプは「奇跡の一本松型」
平成22年度 新入社員のタイプは「ETC型」
平成21年度 新入社員のタイプは「エコバッグ型」
平成20年度 新入社員のタイプは「カーリング型」
平成19年度 新入社員のタイプは「デイトレーダー型」
平成18年度 新入社員のタイプは「ブログ型」
平成17年度 新入社員のタイプは「発光ダイオード型」
平成16年度 新入社員のタイプは「ネットオークション型」

 

正直、命名された「〇〇型」名は、「その時代に流行ったもの」にすぎないと思う。

ただ、命名した調査結果を見てみると、年によって、企業の新入社員採用の特徴が景気に左右されるため、その就活状況が、その年の新入社員の「タイプ」を決める要素になっているようだ。

 

例えば、今年は、「ドローン型」であるが、その由来は、

(以下、生産性本部の調査研究結果より抜粋)

◇就職活動日程や経済状況などのめまぐるしい変化にあおられたが、なんとか自律飛行を保って、希望の内定を確保できた者が多かった

◇さらなるスキルアップによって、様々な場面での貢献が期待できる

◇転換期にある社会の中で、東京オリンピックを迎える頃には情報収集、映像制作、警備、輸送など様々な場面で活用が見込まれる

◇上司や先輩の操縦ミスや使用法の誤りによって、機体を傷つけてしまったり、早期離職の恐れもある

◇長時間の酷使には耐えない

◇夜間飛行(深夜残業)の禁止や目視できる範囲で操縦しなければならないルールもあるため、ルールを守った運用やワークライフバランスへの配慮や適性の見極めも要求される

(抜粋ここまで)

ということらしい。

 

ちなみに、過去27回の調査の中で、「過去最高」となった調査結果は、以下の質問だそうです。

【過去最高】これからの社会人生活が不安だ 52.4%

【過去最高】残業が少なく、自分の時間が持てる職場がよい 74.7%

【過去最高】年功序列での昇格を望む割合 42.3%

【過去最高】良心に反する手段で進めるように指示された仕事であっても従う 45.2%

 

この結果から見えてくる今年の新入社員の傾向は、

「ほどほどに働き、重い責任を負いたくない、けれども将来が不安だから組織の業務命令には従ってクビにされないよう頑張る」

という感じなのだろう。

 

バブル崩壊後、大手企業を中心に昇進や昇給は「成果主義」が進められてきたが、1周して、イマドキの新入社員は、「乗ったレールから落っこちないよう組織の中で生き抜きたい」という安全安定志向が強いのかもしれない。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ497号より)

 

 

 

【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 07:51
comments(0), trackbacks(0), - -
「遠くへ行きたい」といえば、やっぱり永六輔さん

JUGEMテーマ:芸能

 

放送作家で作詞家、近年は、ラジオパーソナリティとして活躍していた永六輔さんが、201677日に亡くなった。

 

昨年末に、盟友「黒柳徹子さん」の番組「徹子の部屋」で、大橋巨泉氏と出演していたのが、個人的にはテレビで見る永さんの最後の姿となった。

 

永さんが、長年続けてきたラジオ番組は、20166月いっぱいで終了したし、黒柳徹子さんの自伝的ドラマ「トットチャンネル」(NHK)もちょうど放送された直後の永さんの訃報だったので、一時代が終わったな、と感想を持った。

(話は全然違いますが、トットチャンネルでは、永さん役を旬の俳優「新井浩文氏」が演じていたが、もっと、角刈りで長い顔の永さんにぴったりの役者さんは居なかったのかなぁ、と思う。)

 

永さんといえば、私の場合は、NHKのバラエティ番組の「ばらえてぃテレビファソラシド」と日テレの「遠くへ行きたい」である。

私の旅好きの原点のひとつは、鉄道好きで観光客が普段いかないような街めぐりのレポートを得意とした永さんの「遠くへ行きたい」だったといっても過言ではない。

 

私は、旅に出るときは、荷物をできるだけ少なくするようにしている。

温泉や銭湯好きですが、バスタオルは、まず、持って行くことはありません。

手ぬぐい(タオル)だけです。

銭湯だと、シャンプー、ソープは置いていませんが、ビジネスホテルで使用しなかった石鹸がカバンにひとつは入っているので、それひとつで、髪もからだも洗えるし、髭もそれます。

いまでは、乾燥機の付いているビジネスホテルは、たくさんありますが、ホテルの風呂場で洗濯して、翌日、洗濯した服を乾かして着る術も、永さんの手法を今でも真似ています。

 

717日の「遠くへ行きたい」は、永さんの追悼番組でした。

この番組は、たくさんの旅人が、旅をレポートしてきましたが、永さんのレポートが、やっぱり最高だったなぁ、としみじみ感じました。

 

 

 

【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

author:有賀正彦, category:スポーツ・芸能に関する話, 08:18
comments(0), trackbacks(0), - -