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意志の勝利
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20111217日に、今年のセントラルリーグの新人賞を受賞した澤村拓一投手と日本テレビアナウンサーの森麻季さんの結婚披露宴が都内で開かれたというニュースが流れた。

思い起こせば「昨年のドラフトビッグ3」は「埼玉西武の大石投手」「北海道日本ハムの斉藤投手」そして「読売巨人の澤村投手」だった。

しかし、結果的には、ビッグ3の中では、澤村投手だけが、世間が期待した成績を残したと言えるのではないだろうか。

1111敗」、「投球回200イニング」「奪三振174」「防御率2.03」は、同い年の「楽天田中将大投手」と比べれば見劣りするが、新人投手としては、立派な数字である。

 

その澤村投手をブレイクさせたのは「中央大学野球部監督の高橋善正氏」であると言われている。

高橋監督は、40代以上の野球ファンなら誰でも知っている東映、巨人で活躍した通算60勝を挙げた投手である。

その高橋監督が、澤村投手の「良い点」について「意志の勝利」を挙げていた。

 

「意志の勝利」とは、

◇やるべきことを自分で判断して実行する

◇自分の意志で始めたトレーニングは鍛えられ方がやらされるより強い

◇意志から始めたトレーニングは習慣になり、やらないと落ち着かない

◇意志で始めたトレーニングは自分で問題点にも気づくことができる

である。

 

誤解してはいけないのは「自分ですべてを決めて、自分の判断のみでトレーニングやプレーをする=自分勝手」ということではない。

聞けば、澤村投手は、先輩選手やコーチの意見にも耳を傾け、客観的に「自分に何が足りないか、他に方法はないか」もちゃんと学んでいる。

つまり「意志の勝利」は「自分勝手」では決してない。

 

高橋監督が言う「意志の勝利」は、スポーツをやったことがある方なら、経験則としてわかる。

例えば、監督やコーチに単に「腹筋を鍛えなさい」と言われて取組むのと、自分で「腹筋を鍛えて体幹を鍛え安定した体を作るぞ」と目的を持って取組むのでは、筋肉の付き方や働き方が違うのである。

 

また、「自分の意志で課題強化」に取り組んでいるから「その課題の克服に時間をかけるよりも別の方法論でで課題を克服すること」にも気づく。

澤村投手の場合でいえば、「強みである速球の細かい制球力はない→速球の制球力はすぐには向上しない→強みである速い球を活かすために変化球の制球力を向上させる」という方法論に自分で気づくことができ、後半戦は5連勝することができたのだ。

 

空手の極真会館創設者で「正拳突き」一発で牛を倒したことがあると言われる「大山倍達」氏は、

「牛を水飲み場まで連れて行くのは牛飼いの役目だが、水を飲むのは牛の意志である」

とかつて語っていた。

つまり、「人を強くするのは指導者ではなく、自分自身が自分の力で強くなる」と説いているのだ。

プロ野球選手に限らず「一流の人」になるためには「自分の意志」、つまり「意志の勝利」が必要なのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ260号より)

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author:有賀正彦, category:スポーツ・芸能に関する話, 07:00
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飼い犬をちゃんと躾できない飼い主が増えている
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2012125日付の日刊スポーツによれば、123日に、福岡県のうきは市で、64歳の男性が71歳の男性を両手で突き飛ばしたら、突き飛ばされた男性は頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡した事件が発生したという。

そして、突き飛ばした男は、傷害容疑でうきは署に逮捕されたという。

 

注目すべきはは「突き飛ばすことになった原因」である。

記事によると、

64歳の男性は自宅駐車場に犬3匹を鎖で繋いでいた

71歳の男性は3匹の飼い犬を蹴った

64歳の男性は、飼い犬が蹴られたので、71歳の男性を注意した

71歳の男性は注意され向かってきたので、両手で突き飛ばした

64歳の男性と71歳の男性に面識はなかった

という。

 

つまり、おそらく、

『鎖に繋がれた犬が71歳の男性に吠えたて、71歳の男性は犬を蹴り、それを注意した64歳の男性に向かって行ったので、64歳の男性が突き飛ばした』

ということが、事件当時の状況なのだろう。

 

詳細の状況はわからないが、記事から状況を想像すると、「犬が71歳の男性に吠えたてた」としても、「繋がれている犬を蹴る」ことはなかっただろう、と思う。

犬を蹴ったことで、64歳の男性は、本来「犬が騒がしくしてすみません」という立場のところを、「繋がれた犬を蹴ることはないだろう!」と逆上したため、71歳の男性は「通行人に吠えたてている犬を飼っているお前の方こそ悪いだろ!」と逆上し、そして、挙句の果ては、64歳の男性に突き飛ばされた、というのが真相だろう。

 

ただ、一般論として、「犬が通行人に迷惑を掛けていても、犬をちゃんと叱って躾ていない飼い主」は結構いる。

私の周りで、「ちゃんと犬を躾ているなぁ」という知人は、犬が他人に吠えたてるなど、悪さをした際には、犬の頭をぶん殴って、ちゃんと「人に吠えるのは止めなさい。あなた(犬)のしたことは悪い!」とこっぴどく、叱っていた。

 

わたしは、これが「犬を飼うもののあるべき姿」だと思っている。

「犬」は、飼い主に従属して生きていく生き物であり、飼うのであれば、ちゃんと躾をさせるべきなのだ。

何もしていない通行人などに吠えると言った行為は、「犬の躾」がちゃんと出来ていないだけだ。

しかし、私のイメージでは、最近の飼い主は、犬をかわいがりすぎる。

まるで、「吠えられた人が悪い」とでも言わんばかりに、「どうしちゃったの?ボク?おとなしくしなさい!」程度で、ちゃんと犬を叱って躾をしていない。

だから、「犬が吠えるのは、人間の赤ちゃんが泣くのと一緒で仕方がないでしょ」とばかりに、まともに注意しない。

 

だが、何度も言うが、犬は「飼い主に従属して生きていくことを選択した動物」であり、「飼い主がちゃんと躾をすれば正しい社会性を持った行動を取り、飼い主に従う動物」なのだ。

要は、飼い主の言いつけを犬が守らなければ、例えば、「ぶん殴る」「餌を与えない(抜く)」といった「罰」を与えるべきなのだ。

 

私の家の近くには、「中島公園」「豊平川河川敷」といった「犬の散歩のメッカ」がある。

しかし、深夜の時間帯、早朝の時間帯などには、社会ルールを犯して「飼い犬にリードを繋げずに散歩させている飼い主」があまりにも多い。

「犬を自由に散歩させたい」という気持ちからの行為であると思うが、完全に飼い主として間違っている。

犬には「家の中では自由にさせてあげられても、外に出たらおまえ(犬)は鎖やリードで繋がれた範囲しか行動できない生き物なのだ。そして、他人に迷惑を掛けることをしたら、罰を受ける存在なのだ」と、しつこくしつこく「刷り込み」(躾る)させるべきものなのだ。

 

私の概念では、そもそも「犬の行動を自由にさせること」自体が間違っている。

「仮に家の中」であっても、「犬は常に檻に入れるか、鎖で繋いでおくべきもの」だ。

そうすることで、「あっ、俺(犬自身)は、飼い主に行動を制限された生き物なんだ。でも飼い主に逆らったらご飯も与えられず、生きていくことができない存在なんだ」と思いこませなければダメだ。

 

「大(だい)の大人」でも、そんな当たり前の理屈を理解して「犬を飼っていない人」が多すぎる。

私が小さいころと違って、最近は、ミニチュアダックスなど、小型犬が「家の中で放し飼いできる」とペットショップでも人気だ。

また、「犬を猫っかわいがりする芸能人の自宅風景」がテレビで頻繁に流されることもよくあり、「そうした行動が犬に接する態度」と勘違いしている人も多いのではないだろうか?

 

しかし、犬は、「おまえはペットなんだ、そして飼い主に従属した存在なんだ」と躾をするべきものだ。

それが出来なければ、要は「ともだち感覚」で飼い犬と接することしかできないのであれば、「犬を飼うべきではない」ということを認識し、もっと自覚しなければならないのである。


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author:有賀正彦, category:一般コラム, 06:10
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話し方で相手の心をつかむ「3つのスイッチ」
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ポプラ社から出版されている「年収を2倍にしたければ、その話し方を変えなさい」(野村絵理奈著)を読んでみた。

著者の野村氏は元NHK松山放送局のキャスターをされていた方で、現在は、現役のアナウンサーなどを講師陣とする「話し方教室」を運営する株式会社KEE'Sの代表を務められている方だ。

 

「元NHKアナウンサー出身の話し方教室」といえば、「お達者くらぶ」や「酒井広のうわさのスタジオ」の司会者として活躍された「酒井広さん」が有名だ。

野村さんの本も「元NHKアナウンサーで話し方教室を主宰されている」という経歴から、「発声法」や「相手の感情に訴える話法」などの本だろうと思った。

 

しかし、意外にも中身は、私の主な研修テーマともなっている「ロジカル・シンキング」であった。

たとえば、野村さんは、「国の違いも、年齢の違いも、男女の違いも克服できるのは“ロジカルな話し方”である」と説いています。

つまり、

1)短時間で大事なポイントが伝わる話し方ができる
2)相手を論理的に説得できる
3)聞き手のストレスが少ない

といった話したかをすれば、例えば、『目当ての投資家をオフィスのエレベーターの前で待ち伏せして、一緒にエレベーターに乗り込み、自分の事業内容の可能性、魅力についてアピールし、「ぜひ私に投資してください!」とプレゼンし投資を引き出すことも可能』だと言うのです。

 

また、『欧米人の話し方が「論理的=ロジカル」なのに対し、日本人の話し方は「分かりにくい」といわれる』理由についても、文化の違い、つまり「コンテクストの差」だと説明しています。

「コンテクスト」とは「、「言語・共通の知識・体験・価値観・ロジック・嗜好性」のことです。

 

ちなみに、「ハイコンテクスト文化」と「ローコンテクスト文化」については、私も20081128日付のブログで触れさせていただいた。

http://blog.logcom.jp/?day=20081128

 

両者の違いをまとめると、

 

「ハイコンテクスト文化」 (聞き手の能力を期待している)
1)直接的表現より単純表現や凝った描写を好む

2)曖昧な表現を好む

3)多く話さない

4)論理的飛躍が許される

5)質疑応答の直接性を重要視しない


「ローコンテクスト文化」(話し手の責任が重い)
1)直接的で解りやすい表現を好む
2)言語に対し高い価値と積極的な姿勢を示す

3)単純でシンプルな理論を好む

4)明示的な表現を好む

5)寡黙であることを評価しない

6)論理的飛躍を好まない

7)質疑応答では直接的に答える

 

といった違いがある。

したがって、「言葉が基本的に共通で、価値観も類似し、同じような体験をしている日本人」=「ハイコンテクスト文化」は、そもそも「話し方が論理的ではない」のだ。

要は、日本は「ズバリ言わなくても言わなくても分かるでしょ」文化であり、「察しない奴はKY(空気が読めない)だ」となる。

そして、逆に「ズケズケ」と話せば、「思慮深くなく、相手に対する配慮のない人だ」となる。

 

この文化的な背景を理解して「話し方」を工夫することが大事だということなのだろう。

その他に、アナウンサーらしい解説として「話し方がうまく聞こえる3つのルール」があるという。

 

それは、

◇トーンは「ソ」で話す(声のスイッチ)

◇笑顔の口を定位置に(顔のスイッチ)

◇テンションは3倍に(心のスイッチ)

という「3つのスイッチを入れる」ことで、第一印象で相手の心をつかむことができるのだと言う。

 

それにしても、あらためて、この本の内容を振り返ると、ロジカル・シンキングやコミュニケーション術のセミナーでよくいわれていることである。

しかし、ユーチューブで、野村さんのセミナーの広告映像を見たが、本当に魅力的な話し方をされている。

http://www.youtube.com/watch?v=4pFKx8RB0gs

たぶん、野村さんの「美貌」も影響しているだろう。

「美人はトクだなぁ」とあらためて感じた次第である。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ261号より)


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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 07:22
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軽自動車がスポーツカーに勝つ方法
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大学生の頃に「愛に生きる−才能は生まれつきでない」(講談社新書-1966年 鈴木慎一著)に出会ってその内容に関心を持った。

ご存知の方も多いと思うが、鈴木氏は、ヴァイオリニストで「スズキメソッド」の創始者、そして世界的な音楽教育家であり、教育学の理論家として有名な方である。

 

鈴木氏の教育に関する思想を端的に表現すれば、

『一般的にイメージされる「天才」というものを否定し、子供の才能は大人や環境に与えられて作り出されるものである。そして、「神童」は生まれつき神童という存在であるはずがなく、神童になるべく教育されて作り出されもの』

と主張したのだ。

 

鈴木氏の場合は、それを「ヴァイオリン教育」で気づき、実践し、理論付けしていったのだ。

つまり、

『人間誰もが母国語に長けている。つまり、子供が母国語を覚えるようにヴァイオリンを覚えさせれば、誰でもヴァイオリンが上手くなれる』

というのがスズキメソッドの基本的な原点である。

 

当時、大学生であった「平凡な私」には「才能は環境によって作り出されるものであって、誰でも天才に成れる」という鈴木氏の教育論はとても新鮮で、福音に映った。

「スズキメソッド」の考え方に出会ってから、約20数年。その後の社会経験を含めて振り返ってみると、スズキメソッドの良い点は、

◇優れた手本を繰り返し見せる

(ヴァイオリンの場合は優れた演奏家のCDを繰り返し聞かせる)

◇子供がやる気になるまでレッスンは見学のみ

(レッスンに通っているうちに友達ができ通いたくなる動機付けにもなる)

◇子供の親にも習わせる

(親はヴァイオリンの習熟の難しさや初心者の壁を理解する。そして子供は親の真似をしたがる)

◇耳で聴いた音を忠実に再現する

(楽譜は基本的に使わない。あくまでも補助的なもの)

要は、子供が「やりたい!」という気持ちにさせる「動機付け」と、上達するために悪戦苦闘する過程を「理解できる親(教師)」の存在という点を重視していることです。

この点については、「社員教育」をするプロセスにおいても使える概念だと実感しています。

 

話題は少し変わりますが、お正月番組を見ていたらフジテレビ系列で「天才の育て方TV〜あなたのお子さんも天才になっちゃうかもスペシャル〜」という番組をやっていました。

番組では「10歳のジャズピアニスト」「10桁の掛け算を暗算する10歳の少年」「わずか2日で一席を覚える9歳の落語少年」「世の中の漢字を全て知り尽くした11歳の漢検1級少年」といったスーパーキッズがスタジオに招かれて、「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹先生が解説を交えていました。

テレビを見ていると「すげー」のひと言です。

 

ただ、個人的には、「全ての漢字の暗記」や「落語の暗記」などについては、

◇幼少期の記憶能力は大人以上に優れている

◇日常生活に必要な記憶は意識せずとも使い続けから忘れないが、不必要な記憶は反復し続けないと忘れる

◇天才とは、今まで無かった理論や方法がひらめき、発見できる人である

といった観点から、「子供の頃はすごかったのにな」にならないか、ちょっと心配ではある。

つまり、「単に真似る」能力は、幼少期の方が優れているわけで、「独創的なアイディア」を生み出す「天才」に育てる過程においては、「幼少期のパフォーマンスの高さ」はあまりその後の人生において絶対的な価値基準にならない気がするからです。

 

またまた、話は少し逸れますが、年末のテレビで「日本NO.1の頭脳王 大決定戦」という番組を見た。

「頭脳王」での多くの問題は、記憶力を問うものが多かったが、決勝に残った東大と京大の医学部の学生さんに司会者が「どうしてそんなに覚えられるんですか?」と聞いたら「一度覚えたことを忘れないだけです」と答えていた。

 

この回答は、レベルは全然違うが、私も共感できるところがある。

私は、比較的、「人の名前と生年月日、血液型」を覚えている方だ。

友人・知人と話していると「よく知っているよね?」とびっくりされるが、私としては「みんなと情報量は一緒、単に忘れていないだけ」と思っている。

そうはいっても、「日常的に不必要な情報」は「忘れる」のが普通だろう。

たぶん、

◇みんなから「生年月日などを知っているはず」と期待されている

◇相手の情報を覚えていることで、コミュニケーションが取りやすい

という興味・・・「動機づけ」があるから、私の場合、その相手のことが頭に浮かんだ時に併せて「生年月日など知り得た情報を知らず知らずのうちに反芻して記憶の確認と定着」をしているのだろう。

おそらく、「頭脳王」で決勝に残ったふたりも、そういった「動機づけと習慣」が日常的になっているに違いない。

 

ただ、「頭脳王」のゲストだったお笑いコンビのロザンの宇治原氏(京都大学卒業)は、知能指数が150を超えているという。

きっと、決勝に残ったふたりも約95%の人が収まる「70130」ではなく、130以上あるのだろう。

つまり『能力』とは、「動機づけ」「生活習慣」など、その人をとりまく「環境」に影響され、左右される面は大きいが、最終的には、「そういった環境が同じだとしたら知能指数が高い方が、能力が高い」ことになってしまうのではないだろうか。

ちなみに、知能指数は、環境によって多少は伸びるが大きく(30以上)伸びることはなく、遺伝的な要素が強いのだと言う。

 

悲しいが、自らが凡人だとわかったら、「勝てる土俵」を見つけるしかない。

つまり、「軽自動車でスポーツカーに勝つ」ためには、「高速道路で争ったら勝てっこないわけで、狭い路地裏を走る競争」などに主戦場を移すしかないのであろう。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ262号より)

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author:有賀正彦, category:一般コラム, 06:30
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全日本男子シングルスで水谷隼選手の6連覇を阻止した高校生吉村真晴選手
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今週末のスポーツは、

◇大関把瑠都の初優勝

◇ダルビッシュ有投手のレンジャーズ入団会見

◇卓球の福原愛選手の全日本女子シングルス初優勝

といった話題で盛り上がっていた。

 

大相撲は、幕下佐久間山の初土俵からの27連勝(新記録)、日本人大関琴奨菊(27)と新大関稀勢の里(25)といった話題に加え、「把瑠都(27)」の活躍で、ひさびさに、メディア的には盛り上がった気がする。

しかし、データで見ると、満員御礼の日数は「5日」でこの数字は昨年初場所と同様で、懸賞の数は、15日間で943本とこちらは、昨年より184本少なかったという。

八百長問題と不況による観客動員数と懸賞数は、まだ元に戻っていないと言えるだろう。

 

ダルビッシュ投手に関しては、下手に英語で記者会見せず、堂々とした対応だった。

レンジャーズのキャンプには2月下旬から参加するらしいが、いい意味で「トレーニングオタク」のダルビッシュ投手のことだから、キャンプまでには、しっかりと身体を作っていくことだろう。

はやく、オープン戦でメジャーリーガーと対戦するところを見てみたいものだ。

 

福原愛選手に関しては、素人目線としては「ようやく全日本チャンピオンになれたね」という感じだ。

福原選手は、日本女子としては、石川佳純選手と並ぶ世界ランクの最高位は7位であるが、日本女子卓球界をけん引してきたことは間違いない。

しかし、世界選手権などの国際大会に出場している女子選手の中では、珍しいことに、福原選手は全日本での優勝経験どころか、決勝に進出したこともなかったのだ。

テレビで見ている範囲では、石川選手と決勝で戦った福原選手は、「今年は絶対にチャンピオンになる」という強い決意と、今までの実績とキャリアを捨てた「挑戦者」という表情で、真剣だったのが印象的だった。

 

それにしても、マスメディア的には、話題は少し小さくなってしまったが、男子卓球選手の若手が続々と登場してきたことが「頼もしいな」と思った。

「卓球」といえば、今では信じられないが、日本のお家芸だった。

195070年代には、世界選手権(シングルス)で男子は7人、女子は6人の世界チャンピオンを輩出している。

 

ここ数年は、全日本を2010年まで5連覇してきた水谷隼選手(22)や岸川聖也選手(24)がけん引してきた。

そして、それに続く選手は、2006年の世界ジュニア選手権を制した松平健太(20)、2011年の世界ジュニア選手権を制した丹羽孝希選手(17)(北海道苫小牧市出身)と思っていた。

しかし、今年の全日本チャンピオンは、2011年世界ジュニアベスト4の吉村真晴選手(18)だった。

ちなみに、吉村選手は高校生で、高校生で全日本を制したのは、水谷選手に次いで史上2人目だという。

 

男子卓球選手は、全日本チャンピオンでいえば、斉藤清選手、松下浩二選手、渋谷浩選手、水谷隼選手など「明治大学」の出身者が多い。

しかし、吉村選手は、出身は茨城、高校は山口、そして大学は愛知工業大学に進学すると言う。

吉村選手は日本人の卓球選手にしては珍しく身長も178cmと高い。

「男子は世界にまるで歯が立たない」というイメージが強い現在の卓球界であるが、続々と登場する新星の活躍に期待したいと思う。


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author:有賀正彦, category:スポーツ・芸能に関する話, 09:25
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ダルビッシュ有投手の契約交渉の争点
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「あわや破談」という憶測も出た「北海道日本ハムのダルビッシュ有投手」の「ポスティングシステムによるメジャー移籍(レンジャーズ)」の契約がまとまった。

松井秀喜選手の代理人なども務めるアーン・テレム氏とともにダルビッシュ投手の代理人を務めた団野村氏によると、契約書の合意が成立したのは交渉期限のわずか3分前(アメリカ中部時間の118日午後357分(日本時間19日午前657分)だったという。

一般論として、こうした交渉が期限ぎりぎりまでもつれるのは、「なんとかして、できるだけ相手から少しでも良い条件を引き出したい」と双方がめちゃくちゃに粘っているからだ。

逆に「粘らない」交渉とは、

◆双方の「争点」に対する一致点がすでにほぼ明確になって合意している

◆どちらか一方が、実は、相当不利な条件で合意している

場合である。

 

したがって、今回のダルビッシュ投手のような「交渉」において「交渉人(テレム氏と団野村氏)」は、一般的には、次のようなステップを取る必要がある。
つまり、
a
)相手の真意を見つけ出す
b
)自分と一致する点、一致しない点を識別する
c
)合意点を探す
である。


また「交渉するときに頭に入れておかなければならないポイント」は、
(1)交渉者の数
(2)交渉者の意思決定権
(3)争点の数
(4)交渉者の力関係
である。

今回のケースでいえば、ポイントは「争点の数と内容」である。

つまり、

◇契約年数

(ダルビッシュ側は5年、レンジャーズ側は6年→最終的には6年)

FA権取得までの年数

(ダルビッシュ側は5年、レンジャーズ側は6年→最終的には条件を満たせば5年)

◇年俸総額

(ダルブッシュ側は7500万ドル、レンジャーズ側は5400万ドル→最終的には6000万ドル)

3点が主たる「争点」である。

したがって、「出来高契約」「個人トレーナー」、「通訳」、「ケガの補償」、「滞在費」「日米の移動費」といったものは主たる争点ではないから、「主たる争点」を交渉する「駒」としての付帯条件である。

 

各メディアの情報によると、上記3点の争点は、双方とも交渉最終日まで一歩も譲らず、動きがあったのは、ダルビッシュ側が「契約年数6年」を「条件付きFA権取得までの年数5年」と引き換えに、まずは飲んだらしい。

すると、レンジャーズ側が、年俸面で歩み寄って、「その他の付帯条件」を詰めて「最終合意」となったらしい。

 

しかし、「本来であればダルビッシュ投手の年俸はもっと高額交渉ができたはず」である。

それが出来なかったのは、やはり「現在のポスティングシステムが当事者である選手にとって不利な制度」だからだ。

現在のポスティングシステムでは、「入札最高額で落札した独占交渉権を得た球団」とのみ交渉できる。

つまり、この時点で「絶対にメジャーに行きたい選手」にとっては、相手から「すでに足元を見られている」のだ。

要は「なんだかんだブラフ(脅し)を言ったって、メジャーに来たいんでしょ。数年後のFA移籍では年齢的に市場価値が下がるし・・・」と相手に選手側の「真意」を見透かされている。

 

これが、例えば、「入札金額上位2球団、あるいは3球団と交渉できる」ということであれば、先に挙げた「交渉のプロセス」でいえば「交渉者の数」が複数になるから、選手側の代理人からすれば「相手が落とし所とみている腹の探り合い」を他の交渉相手を引き合いにしながら「ギリギリの交渉」をすることができる。

しかし、現状では、「独占交渉権を得た球団」とのみの「腹の探り合い」だから、「相手の真意、落とし所」がバレバレだから、交渉は、選手側にとって不利な駆け引きである。

 

つまり、今回のダルビッシュ投手の例でいえば、レンジャーズ側は「ダルビッシュはメジャーに行きたいのだから年俸に関しては一歩も引かずとも交渉可能」と最初から踏んでいたのだ。

このように「不利な状況」での交渉だから、さすがの百戦錬磨のタフネゴシエイターであるテレム氏と団野村氏も「難しい交渉だった」と振り返ったのだろう。

 

それにしても、現在の「ポスティングシステム」は「大リーグ移籍を望む選手」にとっては不利である。

獲得する側からすれば「入札金額プラス選手への年俸」が「獲得予算」だから、年俸はすでにその時点で実力以上に低く抑えられてしまう。

それにしても、40億円を超える入札金額を得た北海道日本ハムは、この資金をどのように使うのであろう。

ダルビッシュ投手の抜けたファイターズの戦力と人気を埋めるべく有効に活用して欲しいと思う。

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ハンバーガー無料券を配付する日本マクドナルドの勝算
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日本マクドナルドが「201212122日」において、「バーガー類購入者にハンバーガー無料券をプレゼント」する『マクドナルド ハンバーガーデー』を実施することを発表した。

 

日本マクドナルドによると、この企画は、「マクドナルドの日本上陸40周年を記念する“1971キャンペーン”の一環」だそうで、ハンバーガー無料券のプレゼントは、これまでに2回実施しているという。

 

今回配付される「ハンバーガー券」は、ハンバーガー類1個購入するごとに、ハンバーガー券を1枚もらえる仕組みで、「無料券の有効期間は12331日」なのだと言う。

 

このニュースを知ると、一見「マクドナルドは40周年記念とはいえ、気前がいいなぁ」と映る。

確かに、「気前はいい」が十分に勝算はあるのだろう。

 

まず、「無料券」の配付であるが、「ハンバーガー」である点だ。

ハンバーガーは、販売価格が「100円」と高価なものではない。

また、店頭で「ハンバーガー無料券」を出して「ハンバーガーだけください。併せて(無料の)お水も!」という猛者はそんなに多くないはずだ。

私など、店員さんに「お飲み物はいかがでしょうか?」と言われれば、無料のハンバーガーだけを食べに来ていると思われるのも恥ずかしくて、「Sサイズなら100円だし、無料のハンバーガーだけで店内の座席とテーブルを使わせていただくのも申し訳ないし注文するか」とサイドメニューを併せて注文することになる。

 

さらに、「無料券の有効期間は、無料券配付翌日から1週間」だから、よっぽどの「マクドナルドヘビーユーザー」でなければ、「毎週マクドナルドに行く」ということはない。

したがって、通学経路に立ち寄る高校生でもない限り、「未使用のまま期限切れ」の無料券も相当数あるだろう。

 

商売の基本は、

◇来店人数を上げる

◇客単価を上げる

◇来店回数を上げる

である。

 

確か、TBS系で放送されている「がっちりマンデー」の新年初の放送では、日本マクドナルドの原田泳幸会長が「各店舗先着100名様にハンバーガーの無料券をプレゼント」という「視聴者へのお年玉的情報」を発表していた。

日本マクドナルドの店舗数は、現在、約3300店といわれるから、販売価格に換算すると、約3300万円だ。

 

したがって、「40周年記念のハンバーガー購入者に対する無料券配付」も「先着100名様へのハンバーガー無料券配付」も商売の基本である『来店人数を上げる』『来店回数を上げる』には間違いなく大きく貢献している。

そして、「テレビや新聞、ネットニュース」といったマスメディアをはじめ、多くの個人がブログやツイッターなどでこの情報について発信すれば、計り知れない広告宣伝代になる訳で、損得勘定的にも「余裕で元が取れる」のだ。

 

「ハンバーガー無料」「スマイル無料」ではあるが、きっちりと「勝算」を計算しているのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ264号より)

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 07:00
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二本松市の「高放射線量マンション被害」は本来防げたはずだ!
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2012116日の「報道ステーション」(テレビ朝日系列)で、2011年に建設された福島県二本松市の新築マンション内部から高濃度の放射線量が計測されたことを報じていた。

メモを取っていなかったので、うる覚えの記憶もあるが、そのマンションに住んでいるある子供が浴びた放射線量は3ヶ月で1.36ミリシーベルト。

国の規制値は「1年間で1ミリシーベルト」だから、わずか3ヶ月間で、規制値を上回ったことになるのだ。

 

この「高濃度放射線量」の原因は、マンション建築に使用されたコンクリート材料である「砕石」。

出荷された会社は「双葉砕石工業」で、採石場は「福島県浪江町」。

報道によると、現在、計画避難地域で立ち入り制限されている浪江町の採石場で双葉砕石工業が採石した石は当時、野積み保管されていて、最終出荷は避難区域に指定される前日の2011421日まで、震災の復旧のために活動していたそうだ。

「砕石は野積みされていた」というから、つまり、砕石が野積み保管されていた過程で、東京電力福島第1原子力発電所から放出されたセシウムにより汚染されたのであろう。

 

それにしても、「まだまだ、終わりの見えない放射線問題」である。

国や自治体は「農産物」「畜産物」に対する影響は頭に入れていたものの、まさか「建築材料(砕石)にまで放射能汚染の影響が及ぶ」とは想定していなかったことだろう。

しかし、嘆いていても、仕方がない。

原子力発電所は、まだ全国にあり、日本の全原子力発電所の稼働が停止したとしても、世界中にはたくさんある。

 

したがって、国や自治体、企業、そして私たちは、このことを教訓にしなければならない。

まず、行政面での管理監督をしている国や自治体は、現在、地震や津波など自然災害に対する「想定される緊急事態とその対応手順」の見直しに必死である。

その「見直し」の内容に、災害や災害に伴う原発事故によって引き起こされる可能性がある農産物、畜産物、建設材料などに対する「環境影響」を加えておくべきだろう。

そして、その想定される「影響」毎に、出荷制限、移動制限といった、「どのレベルの規制を掛けるべきか」を明確に計画しておくべきであろう。

 

次に、企業であるが、災害後の国や自治体の行政指導はもちろんであるが、自らも「どのような環境影響が発生するか」という想定はしておくべきだろう。

また、農産物や畜産物、原材料を国外から輸入する際にも、こうしたリスクは頭に入れておかないといけない。

 

話しは少し逸れるが、行政機関が「環境マネジメントシステム」を構築する場合、「環境影響」「緊急事態の想定」について、「自らが直接的に携わる業務や施設、設備」にしか考えが及んでいないケースが多くみられる。

つまり「役所の管理監督下にある産業等にどういった影響があり、関連する法規制や制度の運用をどうすべきか」について、ほとんど考慮していない。

 

だから、今回の福島原発事故の例でいえば、「野菜などの出荷制限」はすぐに対応したが、その後問題となった「牛の飼料である稲わら」や今回のような「採石」に対する対策は「想定外」となって、問題発生後にジタバタすることになったのだ。

厳しいいい方であるが、「高濃度放射線量マンションの建築」は「行政の不作為」であり、本来、防げたはずだと思う。

 

しかし、役所が取組む環境マネジメントシステムでは、各担当部局が所掌する産業分野等に「どういった環境影響が想定されるのか」をきちんと想定しているケースは先にも述べたように殆どない。

こいういった想定と対応手順を準備しておかなければ、ひとたび災害が発生した時に、またもや行政も国民も右往左往するだけであるだろう。

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 07:00
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ウィキペディアが抗議しているアメリカで審議中の著作権保護に関する法案
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インターネット上の百科辞典サイト「ウィキペディア」が、アメリカの議会で審議中の著作権保護に関する法案に抗議し、英語版のサービスを停止しているという。
英語版ウィキペディアのサービスの停止は、日本時間の118日午後2時から24時間の予定だそうで、アクセスすると「想像してください、フリーな知識の無い世界を」と書かれた黒い画面が表示されるそうだ。

 

現在、アメリカの議会で審議されている法案とは、著作権法に違反するに関するものだ。

つまり、映画や音楽などの違法コピーを販売しているインターネットサイトへのアクセスが誘導されている場合、それを遮断する措置を定める法案である。

ウィキペディアが講義しているのは、この法案で「サイトの運営者が知らないうちに違法コピーが投稿されるなどした場合も対象」としている点。

確かに、ウィキペディア側が主張するように、「違法コピーが投稿されるケース」までを規制の対象とすると、サイト運営者は相当な監視コストが掛かり、「善良な投稿」を前提として成り立っているこのような投稿サイトの将来性を脅かすものになる。

 

似たようなケースは、日本でいえば、日本最大の電子掲示板サイト「2ちゃんねる」である。

掲示板の特性上、その内容には、個人情報や誹謗中傷、名誉棄損、著作権侵害、犯罪予告、犯罪助長にあたるような書き込みがある。

もちろん、掲示板は、「プロバイダー責任制限法」の特定電気通信役務提供者にあたるため、きちんと削除や、裁判所の発信者情報開示命令に応じれば賠償責任を負うことはないそうであるが、数々の訴訟が起こされている。

 

法律論はよくわからないが、個人で発信しているブログやホームページでコメント機能やトラックバック機能がある。

この機能を使って、違法サイトへの誘導や違法コピーが投稿されることが多々ある。

サイト側が「違反を報告する」という機能をたいていは設定している。

しかし、ブログ発信者の知らないうちに勝手に投稿されていることもあり、要は、ブログ作成者が意図しない「違法な書き込み」が自分のブログに存在することがある。

アメリカの法案では、こういったケースもブログ運営会社、あるいは、ブログ発信者が規制に引っ掛かってしまうのであろうか?

 

アメリカで審議されているこの法案について、合法的な企業活動や言論の自由が損ねられないような規制範囲とその運用になることを期待したい。


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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 06:55
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実家に帰って父と話すたびに「耳が遠くなったなぁ」と思う。

父は、「資格職業」なので、「自宅を事務所」として、昔からの人脈を利用して、まだ、現役で働いている。

息子の私からすれば、年老いた父が、いまだに現役で元気に働いてくれていることは、嬉しいことだ。

 

ただ、「この耳の遠さは、仕事で関係する人びとにご迷惑もお掛けしているんじゃないのかな」と思う。

私は、世間的には「気が長い人」にみられている面もあるが、身内、特に親に関しては、昔から「阿吽(あうん)」で会話が通じていたこともあって、「会話がすぐに伝わらないとイライラ」する。

 

したがって、父に対しては、「話しかけても、聞こえていなくて反応がなかった」り、逆に「テレビを見ながら(相手の返事を期待していない)ひとりごとをつぶやいた」だけなのに「えっ?なに?」と父に聞き返されたりするので、自分が「精神的にいらいら」するのが嫌で「本当に用事がある時以外」は話しかけなくなってしまった。

 

67歳になる役者の平泉成さんがテレビで「歳を取ると人の話は聞かなくなるし、興味がない話は本当に聞き流すからまるで覚えない。だから、視野がどんどん狭くなる」と語っていた。

平泉さんの場合は、こうした自覚症状があるからいい。

しかし、うちの父は私と違って「若い頃から興味のない情報(いわゆる雑学(トリビア))を意識的にインプットする」タイプでなかったから、きっとどんどん視野が狭くなって行っている気がする。

 

また、「父が歳をとったなぁ」と感じるのは、「よいしょ」とか「よっこらしょ」と立ったり座ったりする時に掛け声を頻繁に入れるよううになったことである。

父に聞くと「掛け声を発して気合いを入れないと頑張れない」という。

だけど、わたしも、あと、30年もすれば、そうなるのかもしれない。

 

話しは少し逸れるが、そういえば、友人・知人のブログやfacebookなどを見ていると「今日も1日頑張ります」「今日もいい仕事をしてきます」「私の今日のテーマはこれです!」と『宣言』している人が結構多い。

私は、この手の「わたし、頑張ってます!」と公に宣言するのは、なんだか気恥かしくて、あまりできない。

しかし、このように「有言実行」的に公に宣言してしまうことで、自分に「気合い」や「喝」を入れ、自分を「追い込む」ことで「妥協のない仕事をする」「悔いのない有意義な1日を過ごす」という目的のためには有効な方法だろう。

 

よし、「私も今日はガンバルぞ!」(笑)


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author:有賀正彦, category:一般コラム, 11:30
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